読書日記

  改善に努める

 『集中力』(セロン・Q・デュモン)より、
 どんな分野であれ、ひとかどの人物とみなされる人は、細かい仕事を延々とやりつづけたりはしないものです。
 かならず熟考する時間を設けています。
 きのうと同じやり方をせず、慎重に集中して努力を重ねて、つねに仕事のメソッドの改善に努めています。
 集中してやるのはいいことですが、ただやればいいのではなく、その内容・質が大事でしょう。
 一所懸命にやったとしても、そのやり方が悪ければ、無駄な力を使うことになってしまいます。

 努力の質を高めるためには、つねにやり方を改善していくことが大切なのでしょう。
 今のやり方を見直し、「こうしたら、もう少し良くなるのではないか」「今度はこうしてみよう」などと工夫を重ねることができればいいのでしょう。
 そのためには、内省する時間をもち、熟考することでしょう。

 また、本当の集中はそんなに長くは続かないものです。
 途中に休憩をとることも大事でしょう。そういう時間に、「改善できることはないか?」を考えてみるのもいいでしょう。
 やる時は集中してやる。休む時はリラックスして休む。自省する時は集中して考える。楽しむ時は大いに楽しむ。
 このような切り替えがうまくできるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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集中力』

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