読書日記

  内省する時間

 『スローライフでいこう ゆったり暮らす8つの方法』(エクナット・イーシュワラン)より、
 スローダウンするためには、立ち止まり内省する時間をとることが必要です。
 それはスローダウンするために必要なだけでなく、スローダウンすることによって得られる報いのひとつでもあります。内省のための時間は、人生の歩みに能率と効率を与える、有益な時間の使い方なのです。
 自分を変えるためには、自分を省みることが大切です。
 自分が「こうしよう」と思ったことが、「どのくらいできただろうか?」「次はどうしたらいいか?」と考えることです。

 「うまくできた」と思えたのなら、「一歩前進」と喜んでいいでしょう。さらに、次のステップを考えればいいのでしょう。
 「うまくできなかった」のなら、「今度は、こうしよう」と考えれば、「半歩前進」と考えていいのではないでしょうか。

 一日の終わりでも、週末でも、連休の時でもいいから、自分を省みる時間をもつにようにし、その習慣を身につけられるといいのです。
 日々、少しずつ自分を改善できるように努力を続けることが、やがて大きく自分を成長させてくれるのだと思います。

 内省する際に気をつけなければならないのは、自分を責めるような反省をしないことです。
 そのためには、自分の理想からの減点法ではなく、今までの自分からの加点法で考えることだと思います。「○○しようと思ったけど、思うようにできなかった」ではなく、「今までしなかったことを、ここまでやれた」と考えればいいのです。そして、必ず「次はこうしよう」と考えるようにするといいでしょう。

 内省する時間は、できるだけ短くしたほうがいいと思います。多くて1日30分、できれば5分ぐらいでいいと思います。
 「自分を変える」という人生の中の一大事業を急いではいけません。「一つ一つ、少しずつ」変えていければいいのではないでしょうか。

 自分の行動・考え方の一つが改善されただけでも、その後の人生の質の向上を考えれば、大きな効果があるでしょう。
 生活の中の一つ一つのことを大切にできるようになることが、スローライフにもつながるのだと思います。



   

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