読書日記

  ゆっくりと本を読む

 『スローライフでいこう ゆったり暮らす8つの方法』(エクナット・イーシュワラン)より、
 読むものを賢く選ぶようにしてください。
 そして、読むに値するものだけを読むようにしてください。
 時間をかけて、じっくり内容を理解しながら読んでください。
 わたしは内容に完全に集中しながら、ゆっくりと読むことの醍醐味を味わうのが好きです。

 ベストセラーを次から次へと読破していくよりも、いい本を一冊だけ、十分に吟味しながら読むことをわたしは選びます。
 急いで読んでも、内容は頭に入ってこないし、影響されることも、人生を理解する助けともならないからです。
 読書の目的は、いろいろあるでしょう。

 「知識を得るため」なら、内容が頭に入るように、あまり急がないほうがいいのではないでしょうか。
 書いてあることを「本気で覚えたい」のなら、紙に書いたり復習をしたりするような工夫をしたほうがいいでしょう。一度読んだだけでは、ほとんどのことは忘れてしまうのではないでしょうか。

 「楽しむため」なら、余計なことを考えずに素直に楽しめばいいのでしょう。本の内容によって、面白かったり、笑えたり、感動できたり、・・・心に感じることを大切にして読めたらいいのではないでしょうか。

 「自分の人生に役立てるため」なら、本の内容をヒントに自分(の考え方/行動/生活/生き方など)を変えることができればいいのでしょう。本を読んで納得しても、自分が何も変わらなければ、あまり価値はないのではないでしょうか。
 自分を変える具体的な手段はなかなか見つからないかもしれませんが、本の内容をヒントによく考えることが、自分を育てることにつながるのだと思います。自分が考えることを主にするためには、ゆっくり読んだほうがいいのでしょう。

 ベストセラーを読むのもいいことだと思います。ベストセラーはそれなりにいい本のはずです。
 ただし、読む価値があるかどうかは、人それぞれです。
 自分が読むに値するものを選ぶことが大事なのでしょう。

 いい本を、十分に吟味しながら、繰り返し読むのはいいことだと思います。
 私は、『竜馬がゆく』は30回以上読んでいると思います。他にも、5回以上読んだ本は10冊は下らないでしょう。
 いい本は何度読んでもいい、と私は実感しています。

 読書の一番の問題は、「時間がない」という人が多いのではないでしょうか。
 そのため、読める本は限られてしまいます。
 だからこそ、その本によって読み方を工夫したほうがいいのだと思います。
 その一つとして、本によっては「ゆっくり読む」ことを心がけてみてはいかがでしょうか。



   

次の日の日記

スローライフでいこう』

ホームページ