読書日記

  他人は自分を映す鏡

 PHP5月号の特集は『出会いをつかむ人、ムダにする人』。
 荒木経惟さん(写真家)は、
 人との出会いによって、自分の中の隠れた部分が引き出されることはあるかな。
 自分の中にはいろんな自分がいる。「俺ってそんな一面もあったのか」と驚くこともある。そのときは、他人を通して自分を再発見している。つまり、他人が鏡となって、自分の姿が見えてくるんだね。

 自分とはどういう人間なのか。自分の人生とは何なのか。自分は今何をすべきなのか。
 そんなことを一人で悶々と考えてみたところで答えは見つからない。
 何かのヒントが欲しければ、人と出会う努力をしてみればいい。
 人は相手によって接し方が違うのだと思います。
 ということは、相手によって違った自分(の部分)が表れる、と言えるでしょう。
 たとえば、愛する人と接する際には思わぬ優しい部分が表れたり、嫌いな相手だと激しい部分が表れたり、尊敬する相手だと謙虚な部分が表れたり、・・・。
 また、出会った人に触発されることもあるでしょう。
 人との出会いを通して自分を再発見できることがあるということです。

 自分と人の違いを知ることで、自分(の特徴・特性など)を知ることもできるのではないでしょうか。
 自分を知れば、自分(の特長)を活かす生き方も考えやすいでしょう。

 「自分の幸せとは何か?」「自分は何がやりたいのか?」「自分はどんな生き方がしたいか?」「なんのために生きるのか?」などと考えることが、人生の中に幾度かあるのはいいことだと思います。

 でもなかなか答えが見つからない人も多いのではないでしょうか。
 いくら考えてもわからないようなら、いろんなヒントを探しながら考えてみるといいでしょう。
 ヒントを与えてくれる対象の一つが“人との出会い”なのだと思います。

 人との出会いを大切にして、自分を見つめ直す鏡として、活用できたらいいのでしょう。
 また、新たな自分を発見するために、新たな出会いを求めて行動してみるのもいいのではないでしょうか。



   

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