読書日記

  自分の本当の心に気づく

 『ドロシーおばさんの大事なことに気づく』(加藤諦三)、
 「第15章 大事なことに気づくのは、難しいことじゃない」より、

 誰でも自分の本当の感情に気がついたら、生きることが確かになります。生きている意味を感じます。自分が確かになります。

 新しい世界は外にあるのではありません。自分の心の内にあるのです。自分の内部に隠蔽されている不安や葛藤に気がつけば世界は開けるのです。
 自分に正直になったら、大事なことに気がつきます。
 本当の自分は心の中にあるのではないでしょうか。
 少なくとも、幸せは心の中にあるものです。
 不幸(の原因)も自分の心の中にあるのではないでしょうか。

 心の三大要素は、「感情」「望み」「考え」だと思います。

 自分の感情に気づけることは大事なことです。
 自分の幸せな感情に気づけるようになれば、そのことを喜び・幸せに感じることができます。
 自分のイヤな(不幸な)感情に気づけるようになれば、その原因となる不幸になる考え方(のクセ)に気づけるようになれます。

 自分の望みに気づけることも大事なことだと思います。
 自分が本当に望んでいるものがわかれば、それを求めることで幸せになれるでしょう。自分が望んでいるものがわからなければ、何をしたら幸せになれるかわからないのではないでしょうか。
 また、不幸になっている原因は、心の中に幸せになれない望みがあるからかもしれません。高望みしすぎ、求めすぎ、完璧主義、人の目を気にしすぎのような望みです。

 自分の考えに気づけることも大事なことです。
 不幸の原因は不幸になる考え方かもしれません。
 不幸な気もちになることが多い人は、不幸になる考え方のクセがあるのだと思います。
 自分の不幸になる考え方に気づき、幸せになる考え方を心がけることができるようになれるといいでしょう。

 自分にとっていちばん大事なのは「(自分の)幸せ」ではないでしょうか。
 心から幸せを感じられれば、「幸せだなぁ。生きていてよかった。生きている甲斐がある。これからもいろんな幸せを感じるために生きていたい」のように考えることで、生きる意味や、自分の存在価値や、生きがいや、生きる目的を実感することも可能でしょう。

 自分の心に正直になれれば、自分にとって本当に大事なことに気づけるのではないでしょうか。



   

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