読書日記

  垂直思考の自信

 PHP3月号の特集は『自分に自信がもてる考え方』。
 藤本義一さん(作家)は、
 自信はあくまでも自分の能力を傾けて自分が選んだ一点を、一心不乱に堀りつづけていくことだと思う。
 生活、人間関係といったヨコ(水平)の線とは異なったタテ(垂直)の線、垂直思考を自信の中に植え付けることによって“自信”を得るものだ。
 一つのことに対する自信が、自分に対する自信につながるのだと思います。
 何か(一つでも)「自分はこれ(だけ)はできる」というものがあるといいのでしょう。

 そのためには、まず、何か一つのことを自分で選ぶこと。
 好きなことや少しでも得意なことなら、自ずとやる気も湧き、続けやすいのではないでしょうか。

 ただ続けるだけでなく、進歩や上達が実感できたり、人に発表できたり、いい結果が期待できたりすることが大事だと思います。
 たとえば、読書が好きでたくさん本を読んでもそれだけではなかなか自信にはつながらないと思います。何か一つのテーマに詳しくなり、それを発表する場があったり、その知識を活かせることがあればいいのでしょうが。
 音楽が好きでいくら音楽を聴いてもそれだけでは自信は得られないでしょう。音楽の専門家せめて音楽通もしくは歌や演奏が上手と認められるぐらいにならないと自信はもてないのではないでしょうか。

 何か一つのことがまだ見つからないという人は、とりあえず「幸せに暮らす」という目標をもって努力してみてはどうでしょうか。
 それを続ければ、「1年前に比べたら少しは幸せに暮らせるようになれた」とは思えるでしょう。そうすれば、それなりの自信はもてるのではないでしょうか。
 というか、「今は(それなりに)幸せ。(努力を続ければ)これからも少しずつ幸せになっていける」と思えるようになると、「自信なんてどうでもいい」「自信なんてなくてもいい」と思えるような気がします。

 今を大切に生きながら、自分がやりたいことを探していけば、いつかきっと「私にはこれがある」と言える何かが見つかるのではないでしょうか。
 もしかしたら、自分がすでに今やっていることの中に、自信を育てる何かがあるのかもしれません。



   

次の日の日記

自分に自信がもてる考え方

ホームページ