読書日記
ストレスは適度にあったほうがいい
PHP2月号の特別企画は『脳を知ればもっと上手く生きられる!〜ストレスを克服する法』。
池谷裕二さん(東京大学大学院薬学系研究科・講師)は、
ストレスはありすぎても、なさすぎても良くありません。適度にあっていいのです。
ストレスは毎日押し寄せるようにやってくるでしょう。ですが、押しつぶされそうになっても、なんとか前を向き、問題解決しようとする姿に、人は魅力を感じるものではないでしょうか。
ストレスがあなたを磨き、強く美しくするともいえるように思うのです。
ストレスと言ってもいろんな種類がありますが、自分の背中を押してくれたり、お尻を叩いてくれたり、自分を鍛えるウエイトの役目をしたりするようなストレスもあるのでしょう。
何もストレスのない生活は良さそうですが、それでは生活に張りがなく、また自分を弱くしてしまうのではないでしょうか。
何かを得ようと思ったら、それなりの労力やリスクが必要でしょう。
そういうことがあるから、得られた時の喜びや幸せも大きいのだと思います。
また、多少のことは我慢して続けることで、自分を強くすることもできるでしょう。
自分の力で得たという自信を得られることも大きいと思います。
生きていく中での悩みや問題も、それに向き合って努力することで成長できるのだと思います。
「すべてのことはいい経験」「(イヤな人も、自分を育てる)いい練習相手」「(不幸も、幸せに向かう)いいきっかけ」のような考え方ができれば、ストレスの受け方を軽くすることができ、自分を育てることにつながるでしょう。
誰にでも、いつでも、多かれ少なかれ「ストレスはあるもの」です。
ストレスは「あってもいい」「なくてはならないもの」と、さらに前向きに考えたほうがいいのかもしれません。
「ストレスはあってもいい。ただし、ストレスが強すぎたり長すぎたりするのはよくない」ということなのでしょう。
ストレスはあるものと覚悟して、うまくつきあっていけるようになれたらいいのではないでしょうか。