読書日記

  脳の思い込みで夢を叶える

 PHP2月号の特別企画は『脳を知ればもっと上手く生きられる!〜ストレスを克服する法』。
 池谷裕二さん(東京大学大学院薬学系研究科・講師)は、

 「脳は、思い込みや先入観が強いもの」とまず認識しましょう。

 何かを強くイメージしたり、思い込むことで、体がその方向に向かって行動する「観念運動現象」といわれるものがあります。
 これを利用すれば、夢やなりたい自分像を持つだけで叶う可能性がある、といえます。

 より早く、なりたい自分に近づくためには、夢は持つだけでなく、机の前やトイレなど、いつも見える場所に書いて貼っておくとよいでしょう。強く意識することができ、効果的です。
 「できると思い込めばできる、できないと思い込めばできない」ということがあると思います。
 少なくとも、自分で「できない」とあきらめてしまえば、実際にできなくなってしまいます。
 どうせやることなら、「できない(んじゃないか)」と思ってやるよりも、「できる(かもしれない)」と思ってやったほうが、気もち的にも結果的にもいいのではないでしょうか。

 ただ言葉で思うよりも、より具体的ないいイメージを想い描くと良いと言われます。
 スポーツなどでは、うまくできる自分の姿を想い描く、イメージトレーニングが有効な種目も多いようです。
 夢や目標をもっている場合には、達成後の幸せなイメージをうまく想い描ければ、幸せな感じ(幸せの予感)がし、それが目標達成への努力の原動力にもなるでしょう。

 目標がなかなか達成できないという人は、いい努力を続けることができないのではないでしょうか。
 目標があることを忘れてしまったり、つい(やらなくてもいい)他のことをやってしまったり。
 そういう人は、自分の夢や目標を忘れないような工夫をしたほうがいいのでしょう。
 その一つが、夢や目標を紙に書いて貼っておくことだと思います。

 夢を叶えるためには、それなりの努力と時間が必要でしょう。いい努力を続けるためには、夢や目標を愉しんで生活できるようになることだと思います。
 「なりたい自分」になることもすぐにはできないでしょう。なりたい自分、幸せな自分を想い描きながら、心がけを続け、少しずつなりたい自分に近づいていけたらいいのではないでしょうか。

 夢や目標をストレスにするのではなく、幸せな目標に向かってイキイキと生きられるようになれたらいいのでしょう。
 そのためには、自分の心を見つめ、意識的な思考で自分の心を動かすような工夫を続けていくことが大事なのだと思います。
 「幸せになる考え方を身につける」に書きましたが、「心という馬に乗っている」と考え、うまく乗りこなせるように努力していけばいいのではないでしょうか。



   

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