読書日記

  良い思いが良い実を結ぶ

 『「原因」と「結果」の法則』(ジェームズ・アレン)「思いと環境」より、

 心の中に蒔かれた(あるいは、そこに落下して根づくことを許された)思いという種のすべてが、それ自身と同種のものを生み出します。それは遅かれ早かれ、行いとして花開き、やがては環境という実を結ぶことになります。良い思いは良い実を結び、悪い思いは悪い実を結びます。

 人間は、心の奥底の支配的な思いにつきしたがい、誤った行いをつづけながら、また正しい行いに努めながら、やがては、それらの果実である自分自身の外部環境に行き着くことになります。「原因と結果の法則」はあらゆる場所で機能しているのです。
 自分の思いは、自分の環境(現実・人生)の種です。
 良い種を蒔けば良い実が結び、悪い種を蒔けば悪い実を結ぶのです。
 現在、不幸なことがあるとしたら、それは過去の自分の思いに何か問題があったということなのでしょう。

 自分の思いの中の「望み」が行いにつながります。自分の行いによって得られるものが変わります。
 そういう意味では、どんな望みをもつかがその人の幸せを大きく左右することになるのだと思います。

 自分が幸せになれる望みをもって努力していれば、希望をもってイキイキと生きられるでしょう。
 望みが叶えば、それだけ幸せになれるでしょう。

 ただし、自分には得られない望みをもつと不幸になるでしょう。達成可能な望み・目標をもって努力することが大事でしょう。
 また、達成可能な望みや夢や目標があっても、ちゃんと努力しなければ達成できません。実は、それが難しいのでしょう、幸せになれない人にとっては。こうすればいいとわかっていても、なかなかそのとおりにはできないのが人間、なのかもしれませんが。
 いい心の姿勢をキープしていい努力を続けられるような考え方・思いを心がけることも大切でしょう。

 人はそれぞれの(無意識も含めて)思いにしたがって行動しています。
 自分の行いに問題がありそうなら、「どんな思い(望み)からしているのだろう?」と考えてみると、悪い思いに気づけるかもしれません。
 自分は「何のために何をどうしたいのか?」とよく考えてみれば、良い思いを良い行いに結びつけられることがあるのではないでしょうか。

 自分が幸せになれる思い(望み)を見つけ、それを大切にして生きていけるようになれたら、きっと幸せという実がたくさん成るのではないでしょうか。



   

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「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン

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