しあわせ日記

11月25日(土) 想像力で機嫌をよくする

 『上機嫌の作法』(齋藤孝)より、
 気分というのは受動的なものとされていますが、想像力が豊かであればものの捉え方も変わり、能動的に機嫌をよくすることが可能になります。想像で自分の世界を創っていくことによって、現実とは別に自分の気分というものを自ら構築できる。
 人間の感情・気分は、考えていることに大きく左右されています。

  『あなたがいま幸せならば、それは、
   あなたがいま明るい考えを巡らしているからです。
   あなたがいま不幸せだとしたら、それは、
   あなたがいま暗い考えを巡らしているからです』 ジェームズ・アレン

  『あなたが今感じていることは、
   今この瞬間のあなたの思考の結果です』 R・カールソン

 将来のことを、悲観的に考えると不安を感じ暗い気もちになり、楽観的に考えると希望が湧き明るい気もちになれます。
 過去の不幸を思い出すとつらい気もちになり、過去の幸せを思い出すとちょっと幸せな気もちになれます。
 現在ある不幸について考えると不幸になり、現在ある幸せについて考えれば幸せになれます。

不幸を数えて暮らすより   幸せを数えて暮らそう

 物事を悪く考えるとイヤな気もちになり、好く考えるといい気もちになれます。
 たとえば、「あの人に嫌われている(のではないか)」と思うとつらい気もちになり、「あの人は私のことを好きかもしれない」と思うとちょっといい気もちになれるでしょう。
 物事を悪く考えないようにし、いいように考えるように心がけたほうがいいでしょう。

物事は いいように受けとめよう   悪いことも いいように考えよう

 幸せな感じがした時にうまく想像力を働かせることで、幸せをより強く感じることができます。

 極端な話、今特に何もなくても、幸せなもの(たとえば、幸せな想い出や、夢の実現や、愛する人のことなど)を心の中にうまくイメージできれば、幸せな気もちになれます。

 想像力をうまく働かせることができるようになると、気分をコントロールするために利用できます。
 意図的・能動的に上機嫌に過ごすことも充分に可能でしょう。



   

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『上機嫌の作法』齋藤孝

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