しあわせ日記

10月13日(金) やさしい人? 強い人?

 PHP11月号の特集は「心の“強さ・やさしさ”を感じる人」。
 浅田次郎さん(作家)は、
 人は皆強さも弱さも持っている。優しさも醜い心も併せ持っている。
 だから他人を全面的に肯定することもできなければ、全面的に否定することもできない。

 ただ一つ言えることは、勘違いしている人間には、強さも優しさも感じられないということです。
 「弱い人」「強い人」「やさしい人」「やさしくない人」などと、人を決めつけないほうがいいのでしょう。
 「弱い」と感じることがあったとしても、「弱い所がある人」「弱い時がある人」「強い所(時)もあるはず」ではないでしょうか。
 「やさしくない」と感じる人がいても、「やさしい面もある」「やさしい時もある」はずだと思います。すべての人に、いつも、やさしくない人はいないと思います。(たとえば、どんな人も、愛する人や子供やお年寄りや動物などには、やさしい時もあるのではないでしょうか)

 同様に、「自分は弱い」と思い込むのもよくないでしょう。思い込むことによって、そうなってしまうのではないでしょうか。
 また、「人は変われるもの」です。弱い所があっても、それなりに幸せに暮らせるようになることは可能だし、「自分を強くしよう」努力すれば少しずつ強くしていくことは可能だと思います。

 世の中には、やさしさ・強さを勘違いしているような人もいます。
 ご機嫌取りのようなことや甘やかすことは、本当のやさしさとは言えないでしょう。
 暴言や暴力などで人を脅したり傷つけたりすることは、本当の強さとは言えないでしょう。むしろ、心の弱さの表れかもしれません。
 ただし、本人は勘違いしているので、なかなか気づくことはできないのでしょう。

 勇気や忍耐力など、心の強さのないやさしさも、やさしさのない強さも、人を幸せにすることはあまりできないのではないでしょうか。



   

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