病気はたしかに生活上の挫折であり失敗である。しかしそれは必ずしも人生上の挫折とは言えないのだ。なぜなら生活と人生とは次元がちがうからである。病気は生活に支障を与えます。
ひとつは病気の時でも、これを「利用して何かトクすることはあるまいか」と考えることである。「これを利用して何かトクすることはないだろうか?」「(考えようによっては)いいことかもしれない」などと考えれば、何か思いつくことがあるのではないでしょうか。
ふたつ目は病気や不幸をユーモアにしてしまうやり方を考えることである。
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