しあわせ日記
3月31日(金) 不平より感謝のほうが得
PHP4月号の「松下幸之助の遺した言葉」より、
まぁ私の体験を通じて考えますと、どうも不平を持っているときよりもありがたいなと思っているときのほうが、多くの人は自分に幸せを持ってくるんであります。してみると、かりに損得という言葉をもっていたしますると、そのほうが得であります。
「あの人は××」「どうして自分が××されるのか」「自分は恵まれていない」などと不平や不満を考えると、イヤな気もちになるでしょう。それだけ悪い気分で過ごす時間が長くなるでしょう。
「ありがたいな」「おかげさまで」などと心から感謝できれば、幸せな気もちになれるでしょう。
人に不平不満をもったまま接すると、敵対的な態度をとりやすいでしょう。相手の言動を悪く取りやすく、悪い対応をしがちになり、関係が悪くなりやすいでしょう。
人に感謝していれば、相手を尊重する態度がとれるでしょう。感謝の気もちから行動できれば、相手を幸せにし、関係も親密になりやすいでしょう。
誰でも感謝しようと思えば、何かしら感謝できることがあるのではないでしょうか。
たとえ嫌いな人だとしても、何かを学び自分を育てる「いい練習相手」「反面教師」と考えられそうです。少なくとも「世の中にはこんな人もいる」と学べるでしょう。
不平不満を思うより、感謝の気もちをもって生活したほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。
つい不平を言ったり思ったりして(気分が悪くなって)いる自分に気づいたら、「こんなことを考えるのはやめよう」「こんなことを考えるよりも他に考えたほうがいいことがあるのではないか?」「相手をよく考えるようにしてみよう」「感謝しよう」などと、考え直すことができるようになれたら、と思います。
不平よりも感謝(の考え)を選ぶ、不幸(になる考え方)よりも幸せ(になる考え方)を選ぶことができるようになれたほうが、自分(の幸せ)のために、いいのではないでしょうか。