しあわせ日記

3月14日(火) 他人に認められようとする

 『自分のための人生』(ウエイン・W・ダイアー)より
 自己否定同様、他人に認められようとする態度も広い意味での自滅的な行為のもとになっている。

・他人に反対されると元気がなくなったり心配になったりする。
・他人が自分とは反対の感想を述べると侮辱またはいやがらせを受けたと感じる。
・人のために雑用をやりながら、そんなことをするのはいやだと言えない自分に腹を立てる。
・嫌われないようにするために心にもないことを言う。
・人の注意を引く目的で人と違ったふるまいをする。
・全然知らないのに知っているふりをして、他人に強い印象を与えようとする。
 「人に嫌われたくない」「人に悪く思われたくない」「人にバカにされたくない」「人に良く思われたい」「人に好かれたい」「人に評価されたい」というような思いは、誰の心の中にもあるのだと思います。
 そういう思いからでも、人の目を気にしたり、人に気を遣ったり、人のために何をしたりするのはいいことだと思います。

 ただし、人の目を気にしすぎたり人に気を遣いすぎたり、まったく自分を出せなかったり、人の言動に傷つきやすくなってしまったり、イヤなことをことわれずに無理してやったりしてしまうのは、自分のためによくないでしょう。

 人に良く思われるために、見栄を張ったり、知ったかぶりをしたりしても、たいていは(なんとなく)バレていて、返って自分の評価を落とすことになる場合が多いでしょう。

 人と自分の感じ方や考え方ややり方などが違っていても、「人は人、自分は自分(、違っていていい)」と考えれるようになれるといいでしょう。

 人のために何か(雑用でも)をするのは、良い関係に貢献することで、人間関係を良くする方法だと思います。関係が良くなれば、相手とのつきあいの中でイヤな思いをすることが減り心地好く過ごしやすくなるでしょう。それを「自分のため」と考えて進んでやれればいいのではないでしょうか。

 人はひとりでは生きていけません。
 まわりの人との関係は、人の幸不幸を大きく左右します。
 まわりの人のことを気遣い、人のために何かをするのは、相手のためにも自分のためにもいいことです。
 ただし、何事も過ぎてしまうのはよくないのでしょう。

 『○○はいいこと、○○すぎるのはよくないこと

 少し心の力を抜いて自分にとっていいことができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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 (ウエイン・W・ダイアー

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