第6講 人間関係を良くするために
第4週 良い関係に貢献する
人間関係を良くする方法として、「良い関係に貢献する」ことを挙げたいと思います。
その相手とのつきあいに何らかの目標や目的を見つけ、それに貢献できれば、関係は良くなるでしょう。
つきあいにはっきりとした共有の目標がある場合には、その達成に向けて自分が協力できることがあるはずです。
そのつきあいが何かをする目的で集まるものであれば、その何か、もしくはそれを愉しむために、貢献できることがあるのではないでしょうか。
目標や目的が明確なつきあいのほうが仲良くなりやすいでしょう。
そのつきあいに相手が(暗黙にでも)求めているものがわかれば、それに貢献できるでしょう。
相手がつきあいに求めているのは、楽しさなのか、やすらぎなのか、気分転換・ストレス発散のようなものなのか、刺激なのか、何らかの利益(情報/協力など)なのか、・・・。
それがわかれば、自分が提供できるものや提案できることが何か考えられるのではないでしょうか。
つきあいの中での役割的なものを考えてみる方法もあります。
リーダーとメンバー、誘う人と受ける人、提案者と協力者、話し手と聞き手、ボケとツッコミ、・・・。
相手によっていろんな役割的な関係が生じているのだと思います。自分の役割を認識して、その役割を積極的に果たすことで関係に貢献することができます。
グループの場合には、連絡係とか、会計係とかのような役割もあります。
つきあいに貢献する提案ができるようになれば、関係もよくなるでしょう。
これをしよう、こういうことをしたらおもしろいのではないかなどと、自分が提案したことを相手が受けて、それを行うことでいい経験ができれば喜ばれます。
つきあいの内容が良くなれば、相手もそれに貢献してくれる人に好感をもつでしょう。そうすれば、関係も良くなるはずです。
あとは、自分がどれだけ貢献する気もちになれ、それを自分が喜んでやれるかどうかだと思います。