しあわせ日記

3月13日(月) 自分には価値がない?

 『自分のための人生』(ウエイン・W・ダイアー)より
 いったいどんなわけで、自分自身を愛することを避けてしまうのだろうか。どのへんにその利点があるのだろうか。

・くよくよするばかりで自分を変えるための具体的な努力をしない。自己憐憫が逃げ道の働きをする。
・今のままの自分でいるほうが楽である。自分には価値がないと決めておけば、より向上し、より幸福になるために努力する必要もない。
・自分はどうして愛が得られないかという理由に、決まって自分は愛される価値のまったくない人間だからと言い訳をする。
・自分自身の人生を自分で選んだやり方で主体性を持って生きることができなくなる。それは単に、自分には、自分の望む幸福を得る価値がないと感じるからにすぎない。

 以上のようなことが、自分を軽蔑し、その状態を維持するしくみをつくるもとになっている。
 自分のことを否定的に考えるのはよくないでしょう。
 「私は××だから」と、幸せになる努力をしないのは、もっとよくないでしょう。

 「自分は恵まれていない」「かわいそうだ」「不幸だ」などと嘆いたり自分を憐れんだりすることは、人や自分に対する言い訳になるのかもしれません。誰かが一時的に同情してくれるかもしれません。
 「自分には価値がない」から、「何もできない」「愛されない」「幸せになれない」と思い込んだほうが今はいくぶんラクなのかもしれません。
 でもそのために、幸せになる努力をしないのは、今後の自分のためによくないでしょう。

 いくつかの幸せをあきらめなければならないことはあるでしょう。
 でも、すべての幸せをあきらめてしまうのは自分のためによくありません。
 自分にも得られる幸せがきっとあるはずです。
 自分の幸せを目指して努力すれば、幸せになれる可能性はあるのです。少なくとも希望をもって生きられるでしょう。

 くよくよしないための幸せになる考え方を身につけるように努力すれば、それなりの成果はあると思います。
 達成可能だと思う目標をもって努力すれば、きっと実現するのではないでしょうか。その前に、少しでも過程を愉しむことができるとなおいいでしょう。
 人から愛されるのを待つのではなく、自分から人を愛し、人を愛する幸せを感じられたらいいのではないでしょうか。
 自分の幸せ・生き方について考え直し、自分が望む幸せ・生き方を見つけられたらいいでしょう。
 幸せになるために自分を変える努力ができたら、と思います。

 自分を不幸なまま放っておくのも、幸せになることをあきらめてしまうのも、自分を大切にしていないと思います。
 「自分は不幸だ」「幸せになれない」と言う人には、「まず、自分を大切に」と言いたいと思います。



   

次の日の日記

自分のための人生
 (ウエイン・W・ダイアー

ホームページ