いったいどんなわけで、自分自身を愛することを避けてしまうのだろうか。どのへんにその利点があるのだろうか。自分のことを否定的に考えるのはよくないでしょう。
・くよくよするばかりで自分を変えるための具体的な努力をしない。自己憐憫が逃げ道の働きをする。
・今のままの自分でいるほうが楽である。自分には価値がないと決めておけば、より向上し、より幸福になるために努力する必要もない。
・自分はどうして愛が得られないかという理由に、決まって自分は愛される価値のまったくない人間だからと言い訳をする。
・自分自身の人生を自分で選んだやり方で主体性を持って生きることができなくなる。それは単に、自分には、自分の望む幸福を得る価値がないと感じるからにすぎない。
以上のようなことが、自分を軽蔑し、その状態を維持するしくみをつくるもとになっている。
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