この幸福な人たちは、相手に対して防御的に構えたところがみごとなほどない。人と争うのは、感情的になって、ついしてしまうのでしょうが、その背景には、人に負けたくない/勝ちたい、優越感を感じたい、自分を正当化したい、目立ちたい、自分を良く見せたいというような隠れた思いが、心の中にあるからではないでしょうか。
彼らの態度は飾らず、さり気なく自然である。大事でも小事でも、それを特に問題化しようという気にならない。口角泡を飛ばすような論争をしないし、カッカして、相手をやり込めるような議論の仕方はしない。淡々と自分の意見を述べ、相手の意見に耳を傾けるだけである。
彼らは無益な争いは決してしない。
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