しあわせ日記

11月9日(水) 礼儀を守る

 『人を動かす』(D・カーネギー)「付録 幸福な家庭をつくる七原則」より
 無作法は愛情を破壊する癌だ。それくらいのことは、だれでも知っているはずだが、とかく、家の者に対しては、知らない人に対する場合よりも無作法に振舞う。

 顧客や同僚に対しては決して乱暴な口をきかない男も、平気で妻をどなりつける。だが、真の幸福を得るためには、仕事よりも結婚生活を、はるかに重視する必要があるのだ。

 礼儀は、いわば結婚生活の潤滑油である。
 確かに、家族に対しては、無神経な接し方をしてしまったり、通常の人間関係では無礼とされるようなことをしてしまいがちです。
 もちろん、家族だから遠慮しなくていい、という気ラクさもあるのですが。

 でも、それにも程度の問題や、してはいけないこともあるでしょう。
 それは相手の身になって、どういう気もちになるかを考えてみれば、気づけることも多いでしょう。それを実践するためには、思いやりの気もちをもつことからかもしれません。
 また、家族(子供)と言えども、一人の人間として尊重することを忘れてはならないでしょう。自分の無礼な言動によって、家族がイヤな思いをしたり、内心傷ついていたりするのかもしれません。そのことが家族関係に悪影響を与え、何らかの形で自分にも返ってきているということもありうるでしょう。

 仕事・職場も大事ですが、幸せになるためには、まず家族が大事でしょう。
 家族一人ひとりの大切さを考え直すことで、好い気もちで家族と接することができるようになれたらいいのではないでしょうか。

 また、家族においても人づきあいでの基本的なことは大切にしたほうがいいでしょう。
 たとえば、あいさつや基本的な会話や「ありがとう」の言葉などです。

 礼儀という潤滑油が切れると、家族という歯車がギクシャクしてきて、幸せに暮らすという目的を果たせなくなるのではないでしょうか。



   

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