第6講 人間関係を良くするために
第3週 人づきあいでの基本的なこと
相手との関係を良くしたい場合、まず必要なのは人づきあいでの基本的なことをちゃんとやることではないでしょうか。
その際に大切なのが、「まず自分から」ということです。
基本的なことの第一は、あいさつでしょう。まず自分から相手に向かって「あいさつ」をする。互いに気もちよくなれるようなあいさつを交わすことができたら、と思います。
第二は、「基本的な会話」だと思います。まず自分から話しかけることです。そして、日常的な会話には話を合わせることも必要ではないでしょうか。
第三には、「お礼」を挙げたいと思います。相手が何かをしてくれた時には、(小さなことでも)「ありがとう(ございます)」と言うことです。「すみません」よりも「ありがとう」のほうがいい感じがする気がします。
他にも、言葉遣いに気をつける、礼儀をわきまえる、約束を守るというような基本的なことがあると思います。
関係が悪くなっている相手との関係をよくしたいのなら、まず基本的なことから始めるしかないのではないでしょうか。
関係が悪い相手を避けたり、無視・無関心を装うようなことはやめたほうがいいでしょう。
実際には、「まず自分から」と、相手に働きかけても、(関係が悪い)相手が応えてくれないかもしれません。そういう時には、「急には無理」と考え、あまり気にしないようにして、続けることが大事だと思います。
人づきあいでの基本的なことも、形だけで心が伴わなくては伝わらないと思います。
相手を尊重する気もちと思いやりの気もちをもって、基本的なことができたらと思います。