しあわせ日記

10月7日(金) 心の豊かさ?物の豊かさ?

 「国民生活に関する世論調査」より、「心の豊かさ・物の豊かさ」について。
今後の生活において、心の豊かさか、物の豊かさかについて聞いたところ、
「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」57.8%、「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」28.4%、「どちらともいえない」11.7%。
 “豊かさ”って何でしょうか?
 持っているものの量と質でしょうか。

 “豊かさ”をどこまで(量または質を)求めるか、が問題なのでしょう。
 必要条件と十分条件があると思います。(これだけ有れば生きていけるという最低条件もあると思いますが)
 それ以上無いと不満になる(不幸になってしまう)のが必要条件で、それだけ有れば満足できる(幸せになれる)のが十分条件ということです。
 物の豊かさに関して、必要条件が高い人は不幸になりやすく、十分条件が低い人は幸せになりやすいでしょう。

 “豊かさ”には、ゆとり・余裕・余力のようなものも含まれると思います。
 そういう意味では、お金(貯金/財産)というのも豊かさの一つでしょう。お金は物を買うことにも使えますが、幸せになれることをするために使うこともできます。

 では、“心の豊かさ”って何でしょうか?
 いろんな幸せを感じることができて、幸せに暮らせれば“心が豊かな生活”と言えるのではないでしょうか。
 生活の中で、幸せを感じられる回数(量)が多く、幸福感の質が高ければ、それだけ幸せ(心が豊か)と言えるでしょう。

 もう一つの“心の豊かさ”は、幸せになる能力だと思います。
 それは、心の財産とも言えるでしょう。
 幸せになる能力が、幸せを感じる量と質を増やすとともに、心にゆとりや余裕を生み、いざという時に役立つ余力にもなるのだと思います。

 ゆとりのある生活をするためには、どうしたらいいのでしょうか?
 心の力をちょっと抜いて、あくせく働かずに、頑張りすぎない・・・というようなだけでは足りなそうです。
 安らぐ時間、くつろぐ時間、じっくりと何かを愉しむ時間などを大切にすることが、ゆとり感につながるのではないでしょうか。

 心豊かに生活できるようになるためには、どうしたらいいのでしょうか?
 一つには幸せに暮らせるようになること、もう一つは自分の心を育てること、がいいのではないかと私は思います。



   

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