しあわせ日記
7月20日(水) 幸せには伝染する力がある 〜ドロシー・ロー・ノルト「わたしの幸福論」
PHP8月号の「わたしの幸福論」は、
ドロシー・ロー・ノルトさん(家庭教育コンサルタント)。
幸せには伝染する力があると私は思っています。その力を十分に活用すること。自分だけが幸せに浸るのではなく、周りにその幸せを振りまくことです。
「日々の暮らしにある、ほんのささいな親切や思いやり。それこそが大いなる幸福につながっていく」。昔から賢者や聖者がそんな言葉を残しています。まったくその通りだと思います。幸福とは何か飛び抜けたイベントなどではありません。日々に感じる小さな灯火にこそあるのです。
幸福の伝染が、世界中に広がることが私の願いなのです。
幸せな人を見ると、こちらもちょっと幸せな気もちになれます。
不幸な人を見ると、こちらも少し気もちが沈むような気がします。
幸不幸の雰囲気はなんとなく伝染すると思います。
不幸な気分だと悪いことをしやすく、幸せな気分だといいことをしやすくなると思います。
人に対しても、自分が不幸だと八つ当たりのようなことをしやすく、自分が幸せだとやさしくしやすいのではないでしょうか。
「幸せを力に」さらに幸せになれることをすることも可能です。
自分の幸せを「愛の力」にして、人を幸せにすることもできるでしょう。
中には、「自分だけが幸せでいいのか?」と考え、人の幸せを考える人もいます。
「幸せを力に」という意思があれば、幸せを伝染させることもできると思います。
大きな幸せはそんなに続くものではありません。小さな幸せなら、日々たくさん感じられるようになれるでしょう。
(継続的に)幸せに(暮らせるように)なるためには、小さな幸せを感じられるようになることが肝心だと思います。
人を幸せにすることでも、大きなことはそうはできないでしょう。小さな親切や思いやりなら、日々たくさん実践できるでしょう。思いやりをもって幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。
みんなが親切で思いやりがある世界になったら、どれほど幸せに暮らしやすいでしょうか。
ただし、その人が実際に幸せを感じて生活できるかどうかは、その人(の幸せになる能力)による、と私は思います。