冷たい関係


 “気まずい関係”が“冷たい関係”に変わってしまうことがあります。
 冷たい関係に悩むことほど長時間つらく苦しい思いをしてしまうことはあまりないような気がします。そのままにしておくとずっと続いてしまいます。簡単に終わりにできるような関係ならいいのですが・・・。

 “冷たい関係”と言っても、経験のない人にはわからないかもしれません。
 「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」。人間関係でいちばん厳しい仕打ちは「無視」。などのようなことを聞いたことはありませんか?
 日常生活の中でよく接する人との関係がこのような場合が“冷たい関係”です。

 冷え切った関係をよくするのは相当に難しいことです。自分を変えるくらいの気もちで関係改善の努力をする必要があると思います。
 自分にとって大切な関係なら、気まずいうちに努力したほうが良いでしょう。

 それでも“冷たい関係”になってしまった場合、それを深刻に感じてしまった時にはどうしたらいいでしょうか。
 すぐに温かい関係に戻すことはまず無理だと思います。

 “冷たい関係”も考え方によってはいいところがあります。
 あまり干渉されないこと、束縛が少ないことなど、要はある意味「自由」だということです。自由だということは自分のやりたいようにできることがあると考えられます。そう考えられれば、“冷たい関係”ではなく“涼しい関係”と言うことができます。“冷たい関係”と“涼しい関係”の違いは、自分がイヤだと思っているか心地よいと思っているかです。“涼しい関係”と考えられるようになれば、たまには暖かい時を持つ努力もできると思います。それがきっかけで温かい関係に戻れることもあるかもしれません。

 私は“涼しい関係”って好きです。私は自由が好きだし、やりたいこともいっぱいあるので、“涼しい関係”は望むところです。
 私は変人ですからあまり参考にはならないと思いますが、“冷たい関係”を苦にして生活するよりも、ちょっとやせ我慢してでも“涼しい関係”と言い切ってその人との関係以外で少しでも生活を愉しむことができたら、と思うのですが。


   

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