迷うことがあるのは当たり前です。問題なのは迷い方です。迷い方にはヘタな迷い方といい迷い方があります。毎回ぜんぜん違う考え方をしようということではありません。前と少しでも違う考えができればいいのです。紙に書いて考える時には、少しでも新たに書き加えることができればいいのです。
ヘタな迷い方の代表は、考えの「堂々巡り」です。
まったく同じことを同じように考えて、同じように迷って同じように悩ましい思いをしてしまうこと。それを何度も繰り返してしまうことです。
それでは悩ましい時間と回数が増えるだけで、決断できない状況は何も変わりません。
いい迷い方は、少しでも違う考え方をしようと心がけます。
「他に違う考え方はないだろうか?」「考えに何か足りないものがあるんじゃないか?」「自分の考えに間違いや思いこみがあるかもしれない」「自分が考える選択以外の可能性もあるんじゃないか?」など。
とにかく「堂々巡りはやめよう」と意識できれば、何か工夫できるはずです。
「立場を変えて考える」方法。
自分の問題に人が関わっているのなら、相手の身になって考えてみる。
また、「自分が尊敬する人(知人/有名人/歴史上の人物など)ならどうするか?」「なりたい自分なら?」などとイメージして考えてみると、望ましい答えが浮かんでくることがあります。
「長い目で考える」方法。
「人生の選択としてはどっちがいいか?」「この選択は、自分の人生の中ではどういう価値があるか?」などと考えてみる。
「長い目でみればそれほど大きい問題じゃないかもしれない」「どっちを選んでもたいして変わらないんじゃないか」などと、問題を軽く考えることができれば決断もしやすくなります。
「ヒントを探す」方法。
自分の問題に関係ありそうな本やインターネットのホームページなどを見つけて、自分の問題を考えるヒントを探してみる。自分にはない考え方や視点が見つかる可能性があります。
「人に相談する」方法。
自分と同じような問題を経験した人はたくさんいるはずです。経験者に聞いてみれば的を射たアドバイスが聞けるかもしれません。
誰かに話を聞いてもらうだけでも心が落ち着いたり、自分の考えが整理できたりすることもあります。
他にもいろんな方法があるはずです。そういうものを探してみるのも一つの方法です。
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