問題化しないためのポイントは「感情に流されない」
問題化しないためのキーポイントは、悪い感情・気分に流されないことです。
イヤな事があると、イヤな気もちになります。
イヤな気もちは、多かれ少なかれ尾をひきます。それが悪い気分になって続いてしまいます。
気分が悪いと、つい原因(悪者)探しをしてしまいます。イヤな事を思い出して、またイヤ気もちになってしまいます。
イヤな気もちの時には、物事を悪く悪く考えがちです。
あった出来事を悪く悪く考えたり、これから先のことを悪く悪く考えたり、人のことを悪く悪く考えたり、自分のことを悪く悪く考えたり、・・・。
運が悪い/生まれが悪い/親(の育て方)が悪い/社会が悪いなどと考えてしまう人もいます。
悪い考えは、悪い感情を生みます。悪い感情(気分)と悪い考えは、悪循環になってしまいます。
悪い感情に流されたまま悪い考えを続けてしまうから、いつのまにか悪循環になり、問題を抱えてしまうのです。
自分の悪い感情や悪い考えに気づいた時には、「感情的になっていないか?」「気分が悪いからこんなふうに考えてしまうではないか?」「今は気もちが沈んでいるからではないか」などと考えられれば、考え方を変えるきっかけになります。
まずは、今考えている事を考えるのをストップすることです。
さらに、うまく気分転換ができれば、悪循環を断ち切ることができます。
悪い感情に流されて悪い考えを重ねると、さらに気分を悪くさせるだけでなく、その問題を心の中で大きくしてしまいます。
悪い考えに基づいた行動で現実問題を悪化させてしまうことにもなりかねません。
そのような悪循環が問題を大きくしてしまうのです。イヤな事があっても、後々そのことを考えなければ問題にはならないのです。
「問題化しないのがいちばん」「悪い感情に流されないようにしよう」という意識をもつことが大事だと思います。