失敗を受け入れる

  仕事でミスや失敗をしてしまい、
   つらい思いをしてしまうことがあると思います。
  客先からきびしいことを言われたり、
   上司からひどく叱られたりすることもあるでしょう。

  まずは、ミスや失敗に動揺しないようにすることが大事です。
  「ミスや失敗は誰にでもあること」
  「やってしまったことはしかたがない」と
   現実を受け入れる考えができれば、
   少しは心を落ちつけることができるでしょう。

  また、人から責められることは受け入れることです。
  「人からきびしく言われるのは覚悟しよう」と思えれば、
   ひどい言葉にも耐えやすいでしょう。
  客先からクレームを言われたり、
   上司から叱られるのはしかたがないのです。
   (相手にとってはそれも仕事のうちです)

  重要なのは、自分の心を受け入れることです。
  「ある程度つらいのはしかたがない」「(「自分はダメだ」などと)
   つい否定的なことを考えてしまうのも今はムリもない」のように考え、
   自分を責めないようにすることが大事です。

  そして、いちばん重要なのは、
   「(ミスや失敗のあとの)今がいちばん大事」と考えることです。
  一つのミスや失敗に対して、動揺してちゃんとした対応ができない、
   (叱られたりして)ふてくされてしまう、いつまでも立ち直れない、
   自信をなくしてしまう、心身の調子を崩してしまう、
   会社を休んだり辞めてしまう、・・・。
  このようなことは、会社にとっても自分にとっても、
   そのミスや失敗以上の失敗ではないでしょうか。

  ミスや失敗は、してしまったそのあとがいちばん大事なのです。
  そのためにも、「まず受け入れる」ことが大切なのです。




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