いい本化企画

 
文体について

 『くよくよしない考え方』の文体について考え直すことにしました。
 きっかけはホームページの読者の方からの「文体はしあわせ日記のようにしてみてはいかがかしら」というメールでした。

 『くよくよとない考え方』を執筆する前に、文体についても考えました。
 結局は、ふだん日記で書いているものとは、少し変えてみようと決めました。
 いくつか理由はありますが、大ベストセラーの『小さなことにくよくよするな!』と同じような書き方をしていれば問題ないのではないか、というような感じだったと思います。大ベストセラーの読者をねらったのかもしれません。また、出版社(の編集者)受けを意識したのかもしれません。

 実際に執筆を開始すると、私自身も違和感がありました。ちぐはぐな感じや不統一の部分もあったような気がします。

 『くよくよしない考え方』が基本的にはハウトゥ本で、「役に立つ」ことが第一の目的なので、考え方やその方法をおすすめすることが中心になり、押しつけがましい感じすることはあると思います。しかし、同じことを書くのにしても、ちょっとした言葉の使い方や文体の違いで、読者の感じ方が違ってくることは確かです。

 私も文体については以前から考えています(97年4月記)。しあわせ日記の文体も少しずつ変化して、現在のようになりました。現在の私にとっては、しあわせ日記の文体が「私らしさ」であり、「それなりの良さ」があるのではないかと思います。

 ということで、『くよくよしない考え方』の文体はしあわせ日記と同様に「私らしく」書くように戻すことにしました。『くよくよしない考え方』で心がけたいのは、「役に立つ」「いい感じがする」「読みやすい」の3つでした。「いい感じする」ためには文体も大きな要素です。私の今の文章力を駆使するとしたら、使い慣れた文体で勝負するしかないでしょう。

 最終的には編集者と相談することになるのでしょうが、私の意見としてはこのホームページの読者の方の意見を尊重したいと思っています。よろしかったら、あなたのご意見・ご感想をお願いいたします。

 きょう(7月6日)、執筆中の『くよくよしない考え方』の1章から3章を見直して、文体も少しは戻したつもりですが、まだ不統一や漏れがあると思います。また、「役に立つ」「いい感じがする」「読みやすい」が本当にそうなっているか? さらによくするためには?と、これからも改善できるように見直していきたいと思っています。よろしかったら、ご助言をお願いいたします。


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