しあわせ日記

3月21日(金) とこや
 夕方、「とこや」という床屋に行った。10年近く、ほとんどそこへ通っている。先週行くつもりだったが、カゼ気味だったのでやめたのだった。
 今日は女性の理容師さんだった。ハサミを入れている時に、どこかに髪の毛が引っかかったのか、チクッと引っ張られた。「ごめんなさい」という声が聞こえた。こういうことは珍しい。私は感心し、少しうれしかった。

 床屋は気持ちがいい。ゆったりとしたイスに身を任せてリラックスできる。何となく身体がポカポカしてくる。シャンプーや整髪料などの香りがいいのかもしれない。自分は何もしなくていい場所。人に身をゆだねているような立場がラクな気がする。人が手間ヒマをかけて自分のために奉仕してくれるのは幸せなことだ。スキンシップもいいのかもしれない。そういう意味では、(私はされるのは嫌いだが)マッサージや、(テレビでしか見たことないが)エステなども同じかもしれない。生活の中でスキンシップはそれほど多くない。恋愛相手や子どもなどがいなければ特に。
 スキンシップには心をいやす効果があるような気がする。もちろんそれには相手や状況とかもあって、場合によっては嫌悪感を持つことにもなりかねない。

 私は風呂で身体を洗うとき、スキンシップを意識することがある。身体全体に石鹸のアワをつけた後、各部を手のひらでさする。一時は、さすっている部分に向かって「ありがとう」とか言ってみたこともあったが、さすがに気持ち悪いのでもうやめた。でも、手のひらでさすることは今でもたまにする。タオルでこするのとは違う感覚がある。自分の身体に対する感謝の気持ちがイメージできれば、幸せな気分になれる。
 やっぱり私は少しヘン? 誰も見てないことだから、まあいいか。

 夜「ウリナリ!!スペシャル」(日本テレビ)をやっていた。ウッちゃんとカッちゃんがユーミンのコンサートにゲスト出演し、キーボートの伴奏をした。初心者が短期間の練習で本番にのぞむパターンだ。この前も1ヶ月の練習でオーケストラに参加した。ナンちゃんらがダンスにチャレンジしたこともある。今回も感動した。
 とにかく目標を持って一生懸命にやっている姿がいい。協力してくれる人たちのやさしさが心をうつ。目標をやりとげた時の感動がたまらない。
 夢や目標には確かに幸せがある。大きな感動を生むストーリーがある。結果がうまくいかないストーリーだっていいじゃないかと思う。

 今、私がパソコンの前でキーボードを叩いている今、横にあるテレビでは「理想の結婚」(TBSテレビ)の最終回が終わったところだ。結婚披露宴でのお父さん(伊藤四朗)の挨拶、新郎新婦(竹野内豊・常盤貴子)から親へのビデオレター。ともに素直にまわりの人への感謝を言葉にし、自分の幸せについて語っている。
 こういうことってあると思う。それが相手のお葬式だったら悲しいかもしれない。ふだんの生活の中でまわりの人に感謝し、自分の幸せを確認する。これができれば、人生の中で相当に幸せを感じられるのではないかと思う。



3月22日(土) いつもの土曜日
 きょうは典型的な土曜日の生活だった。
 朝はいつもと同じ時刻に起き、事務所につくのは7時ちょっと過ぎ。8時までインターネットに接続する。8時から「晴れたらいいね」(フジテレビ)を見ながら、コーヒーを一杯。今日の「晴れたらいいね」はイカ釣りで、それほど興味がなかったので、8時15分には「ふたりっ子」(NHK)にチャンネルを換えた。
 午前中はラッセルの「幸福論」を読み、月曜発刊の「トキオ通信」の原稿を書く。午後から少し昼寝をする。3時前に起きて、ナポリタンを作って遅い昼食。NBAのビデオを見ながら支度して、4時半には事務所を出る。
 6時から9時までバスケットの練習。今日は男女合わせて20人以上いたので、たっぷりとゲーム形式の練習ができた。来週には男女とも試合がある。練習後、いつものように飲み会へ。とにかくおいしい1杯めのビールから始まり、後半は冷酒を飲む。途中で、福岡に転勤している女の子が友達の結婚式出席の後に、飲み場所を探し当てて来て合流した。今日は少し早めに11時に切り上げた。
 仲間と別れて電車の中で1人になった時、日記に何を書こうか考えた。思いついたのは「いつもの土曜日だな」ということ。でも私にとっては幸せな一日。

 いつもの生活で幸せなのがいちばんだと思う。



3月23日(日) 特番
 3月後半、テレビでは特別番組が多い。その中にはいろいろと考えさせてくれるものがある。

 今朝のサンデーモーニング(TBSテレビ)では、家庭内暴力の事件を扱い、各パネラーが「親の愛」について語っていた。最近は親と子の問題がクローズアップされている。意見が合わない、会話がないなどの不和。ひどいものは虐待や暴力。逆に、子どもにウエイトを置きすぎる親と、親に依存し過ぎる子ども。アダルトチルドレンを扱った番組もある。

 相変わらず「いじめ」や「不登校」に関する番組もある。今日の午後に再放送された「教育トゥデイ いじめをなくすために」では、高校生と卒業生がいじめについて討論していた。「いじめ」に関する番組で発言される内容で多いのは、「誰の問題か」ということだ。いじめられる側、いじめる側、先生、学校、親、社会、制度、マスコミなど。ともすると、「誰にいちばん問題があるか」の議論になってしまう。みんないじめをなくしたいと考える仲間なのに、議論の敵になってしまう。結局は、それぞれの立場の人がそれぞれに反省し努力をするのが望ましい。できることなら、いろいろな立場の人が協力し合えればいいと思う。

 あと最近多いのが、病院・医師・看護婦などを扱った番組だ。金曜日に放送された「白衣の天使密着24時」(フジテレビ)も良かった。ナースの卵である実習生、離島のナース、乳ガンの手術を受けたナース、パレスチナのナース。人の幸せに役立つことを願う人がいる。

 なんとか明日のホームページ更新の準備は終わった。これから家に帰る。途中の桜が咲いているか楽しみだ。明日の夜中にはヘールボップすい星を見るために深夜散歩をしよう。
 今週はホームページの改編作業をする。バスケットの試合と練習もある。
 目いっぱい頑張ろう。



3月24日(月) ホームページ?
 朝からホームページについて考えていた。これから何をしようか?
 それには、何のために幸せのホームページに来てくれるのだろうか?その前に、どうやってこのホームページを知ったのだろうか?どういう操作をしたのだろうか?それは何のため?
 再び訪れてくれる人は何のために?
 私は来てくれる人のために何ができるのだろうか?人の幸せに役立つことは何か?
 いろいろな質問を自分にしながら、思いついたことを紙の上に書き出してみた。

 夜「TVタックル ビートたけしの人生相談スペシャル」(テレビ朝日)をやっていた。
「こんなことを考えるのはヒマだからだ」という意見がでた。この答えは多くの人生相談に対して言えることではある。でも、言い方としては相談者には受け入れられない。「何か夢や目標を見つけなさい」「仕事や目の前のことを夢中になってやりなさい」などの回答が、実は同様の主旨だ。私なら、今の幸せを感じることか、自分の夢のことか、幸せにしたい人のことを考えてみてはどうか、と言いそうだ。
 コンプレックスの話も出た。森久美子さんが「どこかで折り合いをつける」と言った。現実と理想の折り合いのことだ。それには、現実を努力で理想に近づけるか、理想を下げて現実に近づけるかだ。それでなければ、現実は現実、理想は理想として考えることで、自分の中の折り合いをつけることも考えられる。

 話はホームページのことに戻ります。へたにいろいろなことを分析的に考えるより、楽しめる企画を1つでも考え出したほうが、良さそうな気がしてきました。誰かアイデアがあったら教えてください。



3月25日(火) 深夜散歩
 今は3月25日26時。サッカーのワールドカップ・アジア一次予選「日本対マカオ」戦のテレビ放送が終わったばかり。結果は10対0の快勝。

 もう少しで3時になる。これから散歩に出ようと思う。お目当てはヘールボップすい星。では、続きは後程。

 今は4時5分前。散歩から帰ってきました。出かけたのが3時5分だから、50分間歩いていた。さすがに3時台の散歩はちょっと記憶にない。
 今日はおぼろ月夜だった。きのうの満月からほんの少し欠け気味の月が、薄い雲をとおしてぼんやり見える。こういう月夜もなかなかいい。頭上のほうの空には雲の切れ間に星がいくつか見える。しかし、低い空は曇っていて星は見えない。ヘールボップすい星はまたおあずけだ。
 昨夜の満月はすごかった。自分の月影をあんなにくっきりと見えたのははじめてだった。家や立木にもちゃんと影ができていた。あまりの明るさに、夜空全体が青みがかっていた。「月がとっても青いから遠回りして帰ろう」という歌を思い出した。月が青いというのは、月のまわりの空が青いのではないか、と思った。

 町田の繁華街を歩いてみた。街灯がついていて明るい。数人の若者のグループとすれ違う。居酒屋やスナックでやっているところがある。カラオケの音が漏れてくる。道路工事をしている。この時間に働いている人がいる。タクシーの列がある。吉野家で牛丼を食べている人がいる。新聞配達のバイクとすれ違う。コンビニはどこも開いている。24時間のガソリンスタンドも1軒営業中だ。
 世の中にはいろんな人がいる。様々な生活をしている。
 いちばん変なのは、こんな時間に散歩をしていた私かもしれない。でもなかなか楽しかった。



3月26日(水) 古い本
 今日、町田の古本屋さんに寄ったら、「武者小路実篤人生論集4・幸福の条件」(講談社)という見るからに古い本が見つかった。発行されたのは1968年、今から約30年前の本だ。定価320円に値札は500円。目次を見ると「幸福の条件」「幸福について」「道徳論」の3編。もちろん買った。武者小路実篤さんの小説以外の本を読むのはこれが4冊めだと思う。
 今、買った本の頁をパラパラと拾い読みしてみると、前の2編には「幸福」という文字があふれている。今までに読んだ人生に関する著作より、私にとっては興味深い。素晴らしい出会いになるかもしれない。

「幸せ」関する限り、古い本の中にも、今でも役立つことがたくさん書いてある。今に残る古い本は当然のことながら、いい本ばかりだ。私も死ぬまでにそういう本を1冊残せたら、どんなに幸せだろうかと思う。もし、100年後の人が私の書いた幸せに関する本を読んで、何かを感じてくれることを想像すると、何とも言えない思いがする。
 後世に残せるものを創るというのは、幸せなことなんだと思う。でもそれが本人にわかるかどうか???ゴッホだって生きているうちには絵はほとんど売れなかったという。また、後世に自分の手掛けたものを残すことは極めて難しい。とすれば、確実な幸せは、後世に残るものを創るという夢を持って生きることかもしれない。それは幸せの予感を十分に味わせてくれる。

 後世に残るものと言えば、子どももそうだ。だから子どもは大事だし、親も愛情を注ぐ。自分ということにこだわらなければ、世の中に子どもがいてくれる社会が続けばいいと思う。まあ、宇宙の果てしない時間の中では、私たちの人類もいつかは滅びるのだろう。太陽にだって寿命はあるし、きっと私たちが宇宙と呼んでいるものにも終わりはあると思う。でも、それらの終わりは、私が死んでからずっと先のことだろうから、心配する必要もない。
 私は今の私の人生を幸せに暮らせばいい。



3月27日(木) 深夜散歩再び
 今は、3月27日夜10時半。バスケットの女子の試合から帰ってきたところだ。今日の試合相手はいつもの優勝チーム。それもそのはず、日本リーグ上位2チームのOGチームだ。元全日本のプレーヤーもいる。身長180cm近いのが3人もいた。うちの女子チームも170台前半が2人、あとはほとんどが160台だ。でも今日の相手は、さらに高いし、早いし、うまいし、強い。でも今日のウチのチームはよくやった。おもいっきりのいいシュートがよく入った。ディフェンスも頑張っていた。試合後もみんな満足そうだったし、十分にほめられる内容だった。
 私は次の試合の審判をやった。審判はなかなか難しい。判断に迷うこともあるし、文句をつける選手やコーチもいる。自信を持って、毅然とした態度でジャッジする必要がある。それには経験と研究心がいる。

 今は、1時半。サッカーのワールドカップ・アジア一次予選「日本対ネパール」戦のテレビ放送が終わった。6対0で快勝。

 今は、3時5分前。これから散歩にでます。
 今晩はいい月夜で、星もたくさん見える。やっとヘールボップすい星が見えるに違いない。見やすい場所ということで、高くて暗い場所を探す。事務所のすぐそばには川が流れている。ということはこの辺がいちばん低いところだ。そして南の方角へ向かうとどの道も登り坂となる。暗い所ということで思いついたのが校庭だ。坂を登りきったところにいちばん近い小学校がある。校門は閉まっていてカギもかかっている。そもそも暗いところがない。道には街灯があるし、マンションには階段や通路の蛍光灯が並んでいる。1軒家でも玄関先の電灯をつけている家が意外に多い。そして、目立つほど明るいのがジュースなどの自動販売機だ。電気のムダ使いとも考えられるが、明るくて安全だとも考えられる。そもそもこんな時間にひとりでフラフラ歩き回っていても、全く危険を感じないのだから、日本はすごく安全な国だと思う。こんな夜中にこれだけデンキがついているのも豊かな国だと言える。そこに生まれたことは、やはり幸せだと思う。

 空を見上げてもヘールボップすい星らしきものは見つからないので、そこから歩いて10分ほどの中学校に移動した。校門が開いていたので入っていくと、体育館の横に桜の木があった。咲いている。3分咲きくらいだろうか。今年はじめての花見だ。桜の枝を見上げながらうろうろしていたら、桜の花と月の両方が視界に入る位置があった。少しのあいだウットリしていた。
 ヘールボップすい星はどうした、と校庭の中ほどに足を踏み入れた。それらしきものは見えない。目が慣れるまではと、20分くらいじっと空を見上げていたが、お目当てのものは見つからない。あきらめて校庭を出る。

 坂道を下って5分、もう1つの小学校に着く。ここも校門は開いていない。そういえば、最近は放課後も生徒を早く帰して校門を閉めるそうだ。その理由は、校庭内でケガをしたり、問題が起きた時には学校の責任を問われるから、と聞いた覚えがある。なんかおかしい。
 小学校をぐるりと回り、川辺に出る。そしたら、なんとヘールボップすい星が見つかった。民家の屋根の少し上だ。こんなに低い角度では、今まで見ていた所では、近くの家に隠れて見えなかったのだ。ここは川の対岸の家までの距離があるために、低い角度まで見えた。確かに目立つ星だ。残念ながら肉眼ではすい星のしっぽは確認できない。川辺を歩きながら、時々立ち止まってヘールボップすい星を見た。

 町田の駅前を通ったら、もうホームには電灯がついていた。事務所のあるマンションが見えてきた。そこで気づいたのは、あの最上階からならヘールボップすい星がよく見えるかもしれない、ということだった。エレベータで最上階に昇り、通路を歩いて東側に出る。そこにはヘールボップすい星が堂々と見えていた。こういうのを、「灯台下(もと)暗し」と言うのだろうか。「青い鳥を探して旅をしたが、実は家にいた」と同じか。どちらもちょっと違いそうだが...そこで私が言いそうなことは、「幸せは・・・」(わぁ、強引!)

 今は、4時15分。散歩から戻ったばかりだ。楽しい散歩だった。それがなによりだと思う。



3月28日(金) 「スーパータイム」
 夕方のニュース番組「スーパータイム」(フジテレビ)は今日が最終回だった。4月からも新しいニュース番組が始まるのだが、「スーパータイム」には特別な想いがあり、感慨深い。
 今日の番組では歴代キャスターのVTRもでてきた。逸見政孝さん、幸田シャーミンさん、安藤優子さんなどなつかしい。特に逸見さんはずっと番組の顔だった。その後の独立から、司会タレントとしての大活躍。そして、衝撃のガン告白会見。お亡くなりになったのは93年のクリスマスだった。私の人生の転機とも重なり、とても印象深いニュースだった。

 私はニュース番組をよく視る。朝の「やじうまワイド」(テレビ朝日)、夕方にはテレビのリモコンを片手に各局のニュースで興味のある部分を探して視る。その他の時間にもテレビをつけっぱなしのときには、知らず知らずのうちにニュースにチャンネルを合わせている。
 ニュースには幸せについて考えるヒントがたくさんある。不幸な出来事からも考える材料をもらえるが、季節のニュースや地域のニュースなども幸せ探しの素となる。特集ではいい取材などによっていろいろな視点を与えてもらえることもある。

 幸せのヒントや、自分の幸せについて考える材料は、どこにでもあるのだと思う。ただ、それに気づく人も少ないし、そういう考えをしようと思っている人もあまりいない。でも、へたな考え方をしてイヤな気持ちになるくらいなら、幸せについてなんて考えずに、楽しく生きるのがいいのかもしれない。
 でも私はそれが好きだから考える。今の自分の幸せに役立っていると思うし、将来の幸せを得る能力を育てているつもりだ。仕事の能力を高めることも自分の幸せに役立つと思うが、仕事の20分の1でも幸せになる能力を高めることに努めれば、自分の幸せのためには効率がいいと思う。



3月29日(土) 譲るが勝ち
 今朝、駅手前の歩道で、前から3人連れの男性がしゃべりながら歩いてきた。道いっぱいに横に並んでいる。私に気づいているのかいないのか、近づいてもその態勢は変わらない。一瞬イヤな感じがしたと思うが、いつものように道の端によけて立ち止まり、3人をやり過ごした。
 いつもならすぐに忘れてしまうのだが、今日は日記に書いてみようかと思い、少し考えてみた。

 私も昔は無礼な人に出会うとムカッとした。あからさまな態度には出さなかったが、心の中では少し後を引いた。私は元来そういうことに敏感なほうだと思う。人のちょっとした配慮の無さに気づく。でも今は気づいてもイヤな感情を引き起こすようなことはめったにない。逆に、人のちょっとした親切に気づくことができ、そういうことはとてもうれしく思える。
 そうできるようになった第一歩は、「こういう人も世の中にはいる」と思えるようになったことだ。そういう人のために自分の気分を害するのは損だ。今は「ハオハオ」だけで済んでしまう。その前に少しでも幸せな気持ちで過ごしたいと思うようになったことが、やはり大きい。

 私は道を歩いているときに、好きな歌を口ずさんだり、考え事をすることも多いが、いろいろなものを観察することも多い。無意識に幸せ探しをしている。歩いているときは素直に楽しめる。観察の対象は、自然や建造物や人。足元から空。近くから遠くまで目がいく。だから、前方から歩いてくる人にも相当に手前から気づいていることが多い。
 当然、せまい歩道や人ごみの中では道を譲る必要が生じる場合がある。私は道を譲るほうだ。たまに先に譲られたりすると、ちょっと負けた気になる。でもこれはうれしい負けだ。私は道を譲ることに関しては「譲るが勝ち」だと思っていた時期があった。今はそういう意識もない。だからたまに負けるとうれしい。
 積極的に「道を譲ろう」と考える人は少ないと思う。人と望むものが違う変わり者は幸せ者だと思う。ただし、幸せを望まない者は除く。



3月30日(日) 準決勝
 今日はバスケットの試合。準決勝だ。これに勝てば夢の決勝進出。
 試合の立上りは上々。続けてシュートが入る。しかし、その後ゲームは一進一退。前半はリードしたまま終わる。後半もなかなか点差が開かない。終盤でじりじりと追い上げられ、同点になる。1点リードされ、残り30秒。プレスディフェンスをしたが、うまくボールを回され、ゴール下で得点された。結局3点差で負けてしまった。残念無念。
 続いて準決勝のもう1試合。事実上の決勝戦だ。どちらにも大学や日本リーグで活躍した人がたくさんいる。190cm前後の人が両チームで6・7人はいる。私は審判をした。この試合も終盤になって同点となる接戦。やはり、逆転ゲームとなった。
 そして、決勝戦。続けて私は審判。予想通り前半から一方的な試合になった。

 終了後、表彰式があり、3位の賞状をもらった。うちのチームはじまって以来の快挙だ。しかし、準決勝は十分に勝てる可能性があった。私のヘッドコーチとしての責任も大きい。まぁ、いろいろと反省材料もあり、今後に活かしていこうと思う。今大会は、チームとしての収穫もあり、大会期間中は十分に楽しめた。チーム内の酒席でも準々決勝の最高のゲームの話や、夢の決勝進出へ向けての話などで盛り上がった。次の大会も楽しみだ。

 今日は暖かい日曜日だった。いいお花見日和だ。帰りの電車の窓からは、桜の花があちこちに見えた。こんなに桜の木がたくさんあることにはじめて気づく。桜の花って何とも言えずいいなって思う。でもそう思えるのは1年のうちのほんの一時期だけ。それがかえっていいのかもしれない。



3月31日(月) 3月は考え過ぎ?
 午前中、先週木曜夜に放送された「鳴呼!バラ色の珍生!!涙のご対面大感動スペシャル」(日本テレビ)をビデオで視た。本当はビデオを再生しながら、新ホームページの改造をするつもりだった。ところが、最初から最後まで目は画面に釘付け。それどころか、今までにないほど涙を流しながら視ていた。とてもキーボードをたたく気にはなれなかった。
 世の中には大人の事情により、本当の親に育てられない子どももいる。まま母や親類や施設などでつらい想いをして育った人がいる。でも、その人たちが必ずしも、ひねくれた大人になったり、一生不幸な人生を送るわけではない。この番組はよくそれを教えてくれる。人の心の痛みがわかるやさしい人がいる。人の過去を許し、今の自分の存在に少しでも寄与してくれたことを感謝する。並の人ではできないことを、できる人たちがいる。何よりも生活の中での幸せを知っており、今それを大事にしている。

 昼前にすごく眠くなった。昨晩F1中継(フジテレビ)を3時過ぎまで視ていたからだろうか。でも3時過ぎに寝るのは珍しいことではない。きのうのバスケットの試合の疲れだろうか。試合に出場したのは15分くらい(実際の時間では30分程度か?)だからたいしたことはない。その後の2試合の審判のほうが疲れたのかもしれない。審判は精神的ストレスが高い。でも準決勝で勝っていたら、今日は気分壮快だったかもしれない。人間ってそんなものだと思う。
 なんとなく起きれずに夕方まで昼寝をしてしまった。こんなことは年に1回あるかないかだ。とにかく起きて外に出ることにした。どんな眠さや倦怠感も散歩をすれば解消できるのはわかっている。福家書店・町田店に行った。店内では明日からの消費税5%への対応のために準備を始めていた。「インターネットマガジン」ともう1冊単行本を買った。それからメディアバレーに行った。今日は2階のコンピュータ関連の書籍コーナーには寄らず、地下の食料品雑貨のフロアに直行。不足している食料の補給と、安いにぎり寿しのパックを買って帰ってきた。

 まだこれから新ホームページの改造が残っている。新しいコーナーや文章も完成していない部分が多い。先週は思うように作業がすすまなかった。バスケットに3日出かけたことも少しは影響しているが、それよりもホームページのコンテンツ自身になかなか満足がいかなかった。新しい企画をいくつか用意していたが、まだまだ出来がよくない。そういう欲求不満とバスケットによる肉体疲労と審判での精神疲労と少し寝不足が、大きな疲れとして今日いっぺんに出たようだ。
 でももう大丈夫。十分に寝て頭も身体も調子よくなった。あしたの朝までには新しいホームページに変えます。未完成の部分が残ると思いますが、徐々に追加・改善していきます。最初はバタバタするかもしれませんが(1月もバタバタしました)、少し永い目で見てもらえるとうれしいです。
 3月はいろいろと考え過ぎて停滞してしまったように思います。4月はパワーアップして新しい試みを始めてみようと思っています。どうぞよろしく。