考えるのはいいこと、考え過ぎは不幸の素
人が不幸になる原因の多くは、考え過ぎによるものです。
(1)将来の幸せの考え過ぎ
1つの幸せを求めすぎると、それは執着になり、得られないことを不幸に思ってしまいます。「今得られていない、だから不幸だ」「これが得られなければ、私は幸せになれない」など。
また、期待しすぎることにより、イヤな気分になることも多いようです。自分の思うようにならない、人が自分の望むようにしてくれない、などのことで必要以上にイヤな気分で過ごしてしまいます。
「○○たらいいな」くらいに考えましょう。
(2)将来の不幸の考え過ぎ
心配のしすぎで、苦しむ人がいます。
また、将来の悪い状況を想像して、それを恐れすぎるために、やりたいことをやれなかったり、現在を楽しめない人がいます。
(3)現在の不幸の考え過ぎ
直面している問題の考え過ぎで悩み、苦しむ人がいます。
また、何かを気にしすぎて、現在を楽しめない人もいます。
(4)過去の不幸の考え過ぎ
過去の不幸な出来事を、悲しみすぎ・嘆きすぎて、いつまでも不幸を引きずってしまう人がいます。後悔しすぎ、自分を責めすぎて、いつまでも苦しむ人がいます。それらの結果、自分を低く評価しすぎて、自分をあきらめるのが早すぎる人の中には、「自分はダメだ」「自分は幸せになれない」などと決めつけてしまう人もいます。
もし、あなたが不幸な感情になっていると気づいた時には、上記のいずれかの考え過ぎではないか、とチェックしてみてください。多くのことはどれかに当てはまるのではないかと思います。
「考え過ぎは不幸の素」です。少し考えるのを休むように、気分転換を考えましょう。不幸な気分のままで考え続けても、いい考えは浮かんでこないと思います。自分や人を傷つけたり、破壊的な感情や考えを発生させ、さらに不幸にならないためにも、考え過ぎをやめましょう。
でも、「考えることはいいこと」です。さらに、「考えなさすぎるのも問題あり」です。上記の中に「現在の幸せの考え過ぎ」と「過去の幸せの考え過ぎ」は入れませんでした。代わりに、「現在・過去・将来の幸せの考えなさすぎ」を、幸せになれない原因として挙げます。
現在の幸せを考えることが幸せの基本です。幸せを味わえるのは現在だけです。
過去の幸せを思い出してみるのも現在の幸せです。気分が落ち込んだ時に、過去の幸せを思い出し、少し気分をよくし、またこのような幸せな時もきっとある、と希望を持ちましょう。
将来の幸せをちゃんと考えられる人がどんどん幸せになれる人です。将来の幸せを考えること自体も幸せなことです。自分をあきらめずに、自分の将来の幸せを考え、自分の幸せになる方法を実践して、幸せに暮らしましょう。
不幸な時には、「何かを考え過ぎではないか?」
幸せでない時には、「自分の幸せを考えなさすぎではないか?」
と考えてみてください。こう考えられることは、いいことです。幸せになる考え方だと思います。
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