しあわせ日記

「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」

 くよくよしやすい人は不幸を数えて暮らしているようなものです。ここでの“不幸”とは、考えるとイヤな気もちになることです。
 小さい不幸はたくさんあり、日々の生活の中でも度たび起こります。それを一々数えていたらキリがありません。一つの不幸を繰り返し数えるのも同様です。そのために長い時間をイヤな気分で過ごすことになってしまいます。

 生きていく中ではいろんなことがあります。イヤなこと/いいこと、つらいこと/うれしいこと、悲しいこと/楽しいこと、運が悪いこと/運がいいこと、不幸なこと/幸せなこと……。
 自分に関しては、持っていないもの/持っているもの、恵まれていないこと/恵まれていること、欠点/長所、苦手なもの/得意なもの、嫌いなもの/好きなもの……。
 人にはいろんな人がいます。イヤな人/いい人、意地悪な人/やさしい人、無神経な人/気のきく人……。人にはよくない所もあれば、いい所もあります。人づきあいにはイヤなこともあるけど、いいこともあります。
 これらのうちの前者を考えるとイヤな気もちになり、後者を考えるといい気もちになります。

 自分が何かを考えてイヤな気もちになっているのに気づいたら、「不幸を数えているのではないか?」と自問してみてください。「そうだ」「そうかもしれない」と思えたら、「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」を思い出せばいいのです。それをきっかけに「こんなことより、いいことを考えよう」「何かいいことを始めよう」と考えればいいのです。

 幸せを探すか、(無意識にでも)不幸を探すかで見つかるものが違ってきます。自分が望むものを探して数えればいいのです。見つけた幸せに心の焦点を合わせれば、他のものは見えなくなります。人は幸せと不幸を同時に数える(感じる)ことはできないのです。



   

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