仏教ではよく「無欲」の大切さが説かれますが、無欲とは欲がないことではありません。そもそも、欲がなければ生きていけないからです。生きていくためには「欲」が必要であり、「欲」を無くすことはできないのでしょう。
無欲とは、欲に惑わされることがない、欲にとらわれることがないということであり、必要以上に求めすぎない、少ないものでも満足するという意味です。
ほどほどのところで満足しようという態度を「少欲知足(しょうよくちそく)」といいます。そのほうが、人はおだやかに生きていけるのです。
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