しあわせ日記

無欲・少欲知足

 「「欲」とは何ですか? 欲深くてはダメですか?」(幻冬舎plus)より、
 仏教ではよく「無欲」の大切さが説かれますが、無欲とは欲がないことではありません。そもそも、欲がなければ生きていけないからです。
 無欲とは、欲に惑わされることがない、欲にとらわれることがないということであり、必要以上に求めすぎない、少ないものでも満足するという意味です。

 ほどほどのところで満足しようという態度を「少欲知足(しょうよくちそく)」といいます。そのほうが、人はおだやかに生きていけるのです。
 生きていくためには「欲」が必要であり、「欲」を無くすことはできないのでしょう。
 ただし、欲にとらわれたり惑わされたりして、大切なものを見失い、悪いことをしてしまうのはよくありません。
 欲にとらわれない心の余裕”が大事なのではないでしょうか。

 また、必要以上に求めすぎないようにしたほうがいいのでしょう。
 そして、少ないものでも満足する“足るを知る”心をもてるといいのではないでしょうか。

 『幸福の値段を下げれば、みんな幸福じゃないですかね』 水木しげる



   

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