しあわせ日記
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
「いったん自分の身を犠牲にするくらいの覚悟をして、それからはじめて活路を見いだし、物事をなしとげることができるのである」
絶体絶命、窮地に陥った時、身を守ることを考えていては突破の可能性はなく、このままではジリ貧で破滅してしまうような場合には、捨て身の攻撃に活路を見いだせるといいのでしょう。
たとえば、人間関係がすごく悪化した時、別れることまで覚悟した上で、議論やけんかも辞さずに言いたいことを相手に伝えれば、その真剣さに相手も考え直してくれ、和解できるかもしれません。それでもダメなら、別れればいいのです。いつまでも悪い状態を続けるよりもいいのではないでしょうか。
たとえば、会社などの組織に大きい問題があってこのままでは続けていけない(会社を辞めたい)ような場合には、辞めることも覚悟した上で、堂々と問題を提議して改善の努力を本気ですれば、それが正しいことならうまくいく可能性はあるはずです。それでもダメなら、辞めればいいのです。「辞めてもいい」という覚悟があれば、できることがまだあるのではないでしょうか。
たとえば、どうしてもチャレンジしてみたいことがあるのなら、「失敗してもいい」と覚悟した上で、チャレンジできるといいのでしょう。一所懸命にやれば成功する可能性もあるはずです。
また、「いい経験をするつもりで」と考えるのもいいでしょう。
捨て身の覚悟をするためには何かをあきらめる必要があるのかもしれません。
たとえば、出世、収入、人間関係、住む場所、便利さ、趣味、・・・。
実際には、一つのものが失われても、命を失うようなことはまずありません。
一時的に不幸になったとしても、生きていくことはでき、いずれは幸せな時がきっとやってきます。
いざという時には、“捨て身の覚悟でやる”決断ができるといいのではないでしょうか。