しあわせ日記

  相手のない喧嘩はできない

「相手がいなければ、けんかは成り立たない。けんかの相手になるなという戒め」

 けんかは一人ではできません。誰かがけんかを売っても相手が買わなければ、けんかにはならないのです(一方的な暴力になることはありますが)。

 基本的には、けんかはしないほうがいいでしょう。
 「けんかするほど仲がいい」という言葉がありますが、それは親密な関係でのたわいのないけんかの場合でしょう。
 「雨降って地固まる」のように、けんかした後で仲良くなることもあるでしょうが、けんかして関係が悪化するほうが多いでしょう。

 けんかする「相手による」こともあるでしょう。けんかしてもしかたがない相手も多いと思います。
 けんかする「内容による」こともあるでしょう。つまらないことでけんかしても気分が悪くなるだけです。
 けんかの「しかたによる」こともあるでしよう。互いの考えをぶつけ合う議論がけんかに発展してしまうのならともかく、ただ悪感情をぶつけ合う(さらには、暴力を振るう)ようなけんかはやめたほうがいいでしょう。

 けんかをしたくないのなら、相手にならなければいいのです。
 人にイヤなことを言われたりやられたりしても、自分は決してやり返さないことです。
 たとえば、人から悪口を言われてもまともに相手をしない意地悪されても、平然と、相手にしない、・・・。

 実際にけんかはしなくても、自分の心の中でけんかを続けているような人もいます。相手がもう何もしていないのに、相手といっしょにいないのに、イヤな相手の(した)ことを考えて悪感情を募らせてしまいます。
 イヤな人のことを考えて気分が悪くなった時には、早めに気づいて「いっしょにいない時にはイヤな人のことを考えるのはよそう」と考え、心を切り替えられるようになるといいでしょう。

 自分のためにも、相手のためにも、人間関係のためにも、不要なけんかはしないようになれるといいのではないでしょうか。



   

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