しあわせ日記
小さいことに“くよくよ”“イライラ”しない
あなたは知らず知らずのうちに、小さいことで“くよくよ”“イライラ”してしまうことがありませんか?
人のちょっとした一言でいつまでもくよくよしてしまったり、街中にいた無神経な人やモラルのない人にイライラしてしまったり、自分の小さな過ちにいつまでもくよくよしてしまったり、誰かが自分が望むようにしてくれないことにイライラしてしまったり、・・・。
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│ 基本的な幸せになる考え方
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自分の不幸になる考え方(または、イヤな気もち)に気づいた時には、今考えている事が「小さいこと」かどうか考えてみてください。
「小さいことじゃないか?」と考えてみれば、すぐにそう思えることもあるでしょう。
「小さいこと」だと気づくための一つの考え方が、「1年たったら忘れてしまうことではないか?」です。
そう考えてみれば、「1年後には忘れてしまうだろう」と思えることが多いでしょう。
1年たったら忘れてしまうようなことなら、「小さいこと」と思っていいのではないでしょうか。
「小さいこと」だと気づくためのもう一つの考え方が、「他にやりたいことがあるのではないか?」です。
「こんなことを考えるよりも、他にやりたいことがあるのではないか?」と考えてみれば、何かやりたいことを思いつくかもしれません。
自分がやりたいことに比べたら「小さいこと」だと思えれば、“くよくよ”“イライラ”するよりもやりたいことを選択できるのではないでしょうか。
「小さいこと」だとわかったのなら、「小さいことだ」「まぁいいか」などと軽く受け流すことができればいちばんいいのです。
さらに、「こんなことのためにくよくよ(イライラ)するのはもったいない」と考えれば、“くよくよ”“イライラ”しているのがバカらしく思えるのではないでしょうか。
やりたいことややるべきことがある人は、「こんなことを考えるよりも、いいことを始めよう」と考え、他のことを(考え)始めれば、イヤなことも忘れやすいでしょう。
このように、“くよくよ”“イライラ”をストップし、考えを切り替えられるようになれば、イヤ気分で過ごす時間を減らすことができるでしょう。
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│ 不幸になる考え方に気づけない
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幸せになる考え方ができるようにための第一の関門は、自分の不幸になる考え方に気づけることです。ところが無意識にしてしまう自分の不幸になる考え方にはなかなか気づけないものです。
だから、いつのまにか長い時間イヤな気分で過ごしてしまうのです。
自分の不幸になる考え方に気づくための一つの方法は、自分の不幸になる考え方のクセやパターンを知ることです。それを自覚していれば、「またこのクセだ」「いつものパターンだ」と気づけることが多くなります。
自ら気づいて「またくよくよ(イライラ)している」と(心の中で)言えれば、“くよくよ”“イライラ”から抜け出すきっかけになるでしょう。
もう一つの方法としては、自分の感情に敏感になることです。
不幸になる考え方をしている時には様々なイヤな感じをともないます。悲しい/つらい/悔しい/腹立たしい/イライラ/不安/悩ましいなどのイヤな気もちに気づくことで、自分が不幸になる考え方をしていることがわかります。
自分のイヤな気もちに気づけるようになるためには、「気分よく過ごそう」と日頃から心がけることです。
そうすれば、少しずつ自分の不幸になる考え方に気づけるようになれるでしょう。
また、「小さいことにくよくよ(イライラ)するのはやめよう」と決意することが大事です。決意が固ければ、それだけ自分の不幸になる考え方に気づけるでしょう。
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│ 「小さいこと」「まぁいいか」と思えない
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「小さいこと」「まぁいいか」と思えないのは、感情がおさまらないからかもしれません。
まずは、「こういうこともある」「こういう時もある」などと考える(心の中で言う)ことで、少しでも心を落ちつけたほうが、「小さいこと」と考えやすいでしょう。
次に、「小さいことにくよくよ(イライラ)しないようになれたらいいな。そうすれば、もっと気もちよく(幸せに)暮らせるようになれる」と考えてみてください。
小さいことで“くよくよ”“イライラ”することのデメリットと、小さいことで“くよくよ”“イライラ”しないメリットを思い出すといいのです。
「小さいことだ。まぁいいか」と受け流せるようになることが、自分の幸せにつながると思えれば、少しずつ「小さいこと」と思えることが多くなり、少しずつ「まぁいいか」と思えることが増えてくるでしょう。
小さいことに“くよくよ”“イライラ”する時間を減らし、その分の時間を自分が幸せになるために使えるようになれれば、生活感が変わり、「けっこう幸せに暮らせるようになれた」と思えるのではないでしょうか。
もちろん、「小さいこと」だと思えない重大な問題や、緊急性のある問題や、容易に片づけられる問題もあります。
そういう問題については、ちゃんと考えて対応したほうがいいのでしょう。
◇問題解決のヒント
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│ その事が頭から離れない
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「小さいこと」だと思っても、ついその事を考えてしまうことはあるでしょう。心の中の悪感情がおさまらないうちはしかたがありません。
まずは、「考えてしまってもいい」と考えることです。
そして、「小さいことにくよくよ(イライラ)するのはやめよう」「こんなことを考えるより、いいことを始めよう」と切り替えればいいいのです。思い出すたびに何度でも。
何かいいことをして気分がよくなれば、自然に忘れられるでしょう。
また、「この事を、つい考えてしまったのは気分のせい」と考えられれば、次の幸せになる考え方は「気分を変えよう」です。
「自分の悪い気分に気づいたら、何かいいことを始めよう」でもいいでしょう。
イヤな事があって気分が悪くなったら、早めに気分転換を心がけるのがいちばんいいのです。
気分転換の方法はたくさんあります。自分の得意な気分転換法をいくつかもっていれば、様々なケースで役に立つでしょう。
気分がいい時には、イヤな事は思い出さないものです。
うまく気分転換をし、気分よく生活できるように心がけることは、イヤな事をつい考えてしまうのを予防することにもなります。
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│ 感情の問題
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幸せになる考え方ができない一番の原因は、“感情の問題”だと思います。
頭ではわかっているつもりでも、感情がおさまらない(許さない)から、そう思えないのではないでしょうか。
気分が悪いと不幸になる考え方をしやすくなります。クセになっている不幸になる考え方は特に出やすいでしょう。
不幸になる考え方をすると、さらに気分が悪くなります。
そうなると、なかなか幸せになる考え方はできないでしょう。
でも反対に、「考え方を変えれば、感じ方が変わる」のも事実です。
幸せになる考え方を心がけていくうちに、「こういう(イヤな/不幸な)気もちになるのは不幸になる考え方のせい。幸せになる考え方ができれば、心をいいほうに変えることができる」と少しずつ思えるようになれればいいのです。
そう思えるようになればなるほど、幸せになる考え方ができるようになります。
幸せになる考え方を一つ一つ身につけていけば、「感情はある程度コントロールできる」ようになれます。
「幸せになる考え方ができない」と思ってしまうことがあるかもしれません。
生まれてから今までにできた考え方の習慣やクセを変えることは簡単にはできないでしょうが、努力を続ければ少しずつ幸せになる考え方ができるようになり、それだけ気分よく、幸せに暮らせるようになれるのではないでしょうか。