しあわせ日記
自分は××だと考えない
6月26日が誕生日のパール・バック(アメリカの女流作家/1892年生まれ)の言葉。
『自分が無力だと考えない限り、人はだれも無力ではない』 パール・バック
「自分は(何も)できない」と、(何も)やらなければ、実際にそうなってしまいます。
「自分は(誰からも)好かれない」と、つきあいを避けて(ばかり)いたら、実際にそうなってしまいます。
「自分はダメだ」と思い込んでしまうと、実際にそういう人間になってしまうでしょう。
「自分は××だ」と自分が考えることで、自分を××にしてしまうのは、自分のためによくないでしょう。
その前に、「自分は××だ」と考えることで不幸(な気もち)になるのもよくありません。
どちらも、「自分(の考え方)のせい」と考えられます。
誰にでも欠点はあります(「私には欠点がない」と言う人がいたら、少なくともそこに大きな欠点があります。他にも気づいていない欠点があるでしょう)。
自分の欠点を責めたりバカにしたりするのは、自分を大切にしていません。
「そのままでいいよ」と自分に言ってあげられれば、ラクになるでしょう。
その上で、自分の欠点について方針を決めることができるといいでしょう。その欠点を克服する努力を「するか、しないか」です。
その欠点を変える努力をするのなら、「今は××だけど、いつかは○○になる」と考えれば、心の中に希望と力が湧いてくるのではないでしょうか。
その欠点は「そのままでもいい(しかたがない)」と決めたのなら、まずは「自分には××もあるけど、○○もある」のように自分の長所も考えられれば、心が落ちつくでしょう。そして、「こんなことを考えるより、○○を大切にして生きよう」と考えられると、なおいいでしょう。
「自分には才能がない」などと考えるのも同様です。
現在の能力だけを考えずに、これからの自分の努力と能力の向上に期待したほうがいいのです。
また、「できないことも多いけど、できることもある」はずです。
「自分は××だ」とあきらめて努力をやめてしまうことが、自分のためにいちばんよくないのです。
今は足りない能力を向上させる努力をするか、自分にある能力を活かす努力をするかしたほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。