しあわせ日記

  愚痴を言わない

 『心を整える。』(長谷部誠)より、
 僕は愚痴を言わないようにしている。愚痴というのは一時的な感情のはけ口になって、ストレス解消になるのかもしれないけれど、あまりにも安易な解決策だ。何も産み出さないし、まわりで聞いている人の気分もよくない。
 愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合うことから逃げるのと同じ。ゆえに逆に愚痴を言わないように心がければ、自ずと問題点と向き合えるようにもなるのだ。
 愚痴、不平不満、ボヤキ、後悔、悪口などを言葉にしても、(自分とまわりの人の心に)悪い気分を生むだけで、自分のためにいいことはないでしょう。
 状況や他人のせいにして、何もしなければ何も変わらずに同じことが繰り返されるでしょう。何もしないことでさらに悪化していくこともあるのではないでしょうか。

 自分の問題として改善策を考えて実践すれば、改善していく可能性があるのです。試行錯誤しながら改善の努力を続ければ、きっといい方向に進むのではないでしょうか。
 少なくとも、そういう努力の過程で自分が成長できるでしょう。自分が人間として成長することが、将来の自分の問題を少なく、小さくすることにつながるのだと思います。

 言っても無駄な不毛な言葉をつい口にしてしまうのは、悪い気分に流されてしまうからでしょう。
 「こういうこともある」「こんな人もいる」などと、まず現実を受け入れることができれば、少しは心を落ちつけることができるでしょう。
 その上で、「こういうことを言うのはよそう」「こんなことを考えるのはやめよう」などと心がけることができるようになるといいのではないでしょうか。



   

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