しあわせ日記
気に入らないもの
3月13日が誕生日の鍋島直茂(1538年生まれ)の言葉。
『我が気に入らぬことが、我がためになるものなり』 鍋島直茂
何か気に入らないことがあった時、「もし、人間としてできた人だったら、こんなことでこんなにイヤな気もちにならないのではないか?」と自問して、「そうかもしれない」と思えるのなら、イヤな気もちになるのは「自分が未熟だから」、と考えられるでしょう。
『不愉快を感ずることもわれわれは自分の役に立てねばならない』 ゲーテ
不愉快を感じるのは、自分が未熟だから。不快感は、自分を育てるために役立つのです。
心の痛みも同様だと思います。身体の痛みが身体の悪い所を教えてくれるように、心の痛みは心の悪い所を教えてくれるのだと思います。悪い所は直したり、補強したり、気遣ったりすることで改善したり悪化を防いだりすることができるといいのです。
『否定的な感情とは、あなたが道をまちがえたことを教えてくれる
内側からの助言、あるいは警告の合図です』 R・カールソン
悪感情は警報信号です。
警報に驚いたり、あわてたり、パニックになってしまったりするのは、自分のためによくありません。
警報を耳にしたら、幸せの方向に進めばいいのです。
悪感情が強くなったり長くなったりするとしたら、その原因は自分の考え方にもあるはずです。
イヤな気もちになったときには、「不幸になる考え方(をしているのではないか)?」「Yes」「では、今できる幸せになる考え方は?」のように幸せになる考え方を心がけることができるといいでしょう。
気に入らない人も同様です。
『人生は学校であり、厄介な人は教師である』 マーク・I・ローゼン
厄介な人・気に入らない人とのつきあいに苦労している時には、何かを学び、成長するためのいい機会・いい練習相手、と考えられるといいでしょう。
自分を育てようという姿勢で取り組めば、気にいらないもの(事・人・物)からも何かしら学べることがあるはずです。
人生の様々な経験を通して、いろんなことを学びながら、人間として少しずつ成長していけたらいいのではないでしょうか。