読書日記

  目の前のことを一生懸命

 PHP11月号の特集は『「努力」が人生を変える』。
 福井福太郎さん(東京宝商会顧問)は、
 目の前のことを一生懸命取り組んできて、今、こうして健康な身体と仕事をいただいて、働き続けられることが幸せでなりません。
 天から授かった命を、心と身体を使ってつとめていけば、必ず道は拓いていくでしょう。
 天から与えられた体と心は、みんな違います。与えられた環境も、人それぞれに違います。与えられる運命(出来事)も、人によってけっこう違うでしょう。
 与えられたもの(心身/環境/出来事)が客観的に見て、幸せな人と不幸な人がいるのも事実です。
 でも、与えられたもののせいにして、努力をしなければ、もっと不幸になるでしょう。

 反対に、どのようなもの(心身/環境/出来事)を与えられたとしても、努力を続ければきっと幸せになれると思います。
 そのためには、まず、自分の目の前のこと(仕事/勉強/家事/子育てなど)を一生懸命に取り組むことが大事なのでしょう。
 ちゃんとした努力をすれば、それなりの結果(より幸せな人生)につながるはずです。小さなことでも、それを一つ一つ積み重ねていくことで、少しずつ幸せになっていけたらいいのではないでしょうか。

 自分に与えられた不幸についても、時間をかければ不幸を幸せに変えることはできると思います。
 若いうちに不幸な経験をすることによって、早くから幸せになれる人もいるのです。
 逆に、不幸な経験をあまりしなかった人は、幸せになるのは難しいような気がします。

 その人が幸せになれるかなれないかは、与えられたもの(心身/環境/出来事)よりも、幸せになる努力のほうがはるかに大きいと思います。



   

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