読書日記

  自分の個性を生かす

 『新・幸福論』(五木寛之)より、
 人の性格や気質は変わらない。だが、大きく変える努力はできなくても、ちょっとした小さな反応は選択できるかもしれない。
 できることは、変わらない自分とはどういうものかを、はっきりと見定めることしかないように思います。
 努力して自分を変えるのではなく、自分の実体、本性といいますか、それをはっきり見定めて、その個性をのばし、生かすようにする。
 人間には変えようのない根の性格の部分があるのでしょう。
 でも、それはほんの一部(であり、性格と思われるほとんどは考え方の習慣)だと思います。
 また、変わらない所はあっても、その一部を変化させることはできるのではないかと思います。

 そのためには、まず、自分には変え難い、こういう所がある、と見定めることなのでしょう。
 その上で、少しでも変えられるように努力できるといいのでしょう。できることなら、それを個性としていいほうにのばし、それを生かして生きられるようになると、なおいいのでしょう。

 たとえば、自分は悲観的な性格だと思うのなら、まずは「自分にはそういう考え方のクセがある」と見定めること。
 そして、自分の悲観的な考えに気づいた時には、幸せになる考え方を心がけることです。

 ふとクセが出てしまうのはしかたがありません。それに気づいて、その考えをストップし、別の考えを探し、比べることで、自分にとって好ましい考えを選ぶことができるといいのです。
 つまり、クセが出てしまっても、途中で考えを変えることができるようになればいいのです。人間には「考え直す」という素晴らしい能力があるのです。

 また、悲観的な気質を生かして、将来をよく考え、できる備えをし、慎重に物事を進められるようになればいいのではないでしょうか。



   

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