読書日記

  名前で呼ぶ

 PHP9月号の特集は『自分も相手も笑顔になれる 人づきあいの「ひと手間」』。
 関谷江里さん(フリーエディター&ライター)は、
 必ず名前をお尋ねします。店主だけでなく、女将さん、店主の右腕的な方、犬がいれば犬まで。その人を名前で呼ぶ……これは喜んでいただけるように思います。
 簡単なことなのに、する人はあまりいないんです。
 役職ではなく、自分の名前で呼ばれるのはちょっとうれしいことでしょう。
 いつも役職ばかりで呼ばれている人、めったに名前で呼ばれない人は、いっそううれしいのではないでしょうか。

 『名前は、当人にとって、
  最も大切なひびきを持つ言葉である』 デール・カーネギー

 それは相手が自分に関心があるという証しです。

 『われわれは、自分に
  関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる』 パブリアス・シラス

 また、相手が自分の名前を憶えて呼んでくれたという思いやりがうれしいと感じる人もいるでしょう。
 名前を憶えられたということは、自分にはそれだけの魅力や価値がある(のではないか)、と感じてうれしい人もいるでしょう。

 「相手の名前を憶え、名前で呼ぶ」というのは、簡単なようですが、できない人も多いのでしょう。
 私は、人の名前を憶えようとする場合には、同じ苗字の人を(できれば2人)思い出します。たとえば、「坂本さん」なら、「坂本龍馬(と坂本九)と同じ坂本さんだ」という感じです。人の名前をなかなか憶えられないという方は、よろしかったら、お試しください。

 人づきあいの中では「人の名前を覚える」というのは当たり前のことかもしれませんが、それができていない人は相手を尊重していないと思われてもしかたがないでしょう。
 人づきあいにおいては、「相手を尊重する心」がとても大事なのではないでしょうか。



   

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