読書日記

  体験を糧にする

 PHP6月号の裏表紙「糧」より、
 大切なのは、つらいことも嬉しいことも、すべての体験とそのときの感慨を十分に噛みしめ、一つひとつをしっかりと自らの糧にしていくことではないか。
 そうしてこそ、困難には、今度も必ず乗り越えられると立ち向かう。困っている人がいれば、自分が恩返しをする番だと進んで手を差し伸べる。そんな力強き、人間らしい生き方ができるようになるにちがいない。
 人生には、つらいこともあれば、嬉しいこともあります。
 いいことは素直に喜び、悪いことは現実として受け入れた上で、(つらいことも)いい経験と考えられるようになるといいのでしょう。

いいことは 好!好!  悪いことは ハオハオ

でも、考えてみると いいことかもしれない

 どんな不幸も時間をかければ、自分の心の中で不幸を幸せに変えることはできると思います。

 大事なのは、つらい体験も「いい経験」として、自分を育てる糧にしていくことなのでしょう。
 それができれば、次の困難にも「この前も乗り越えられたのだから、今度も大丈夫」「きっといい経験と考えられるようになる」などと強い気もちになれるでしょう。
 「あの時に比べたら、今度はまだまし」と考えられることもあるでしょう。

 また、そういう時のつらい気もちを噛みしめて知っていれば、そういう思いをしている人の力になれるのではないでしょうか。
 本当の強さにはそういうやさしさが必要であり、本当のやさしさにはそれを実践できる強さが必要なのだと思います。
 そんな強さとやさしさがあるのが、ある意味、人間らしい生き方なのでしょう。

 強くなるためにも、幸せになるためにも、すべての体験を自らの糧にできるようになるといいのでしょう。

すべてのことはいい経験   すべてのことは 好好



   

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