読書日記

  誇りを捨てる

 『シンプルマインドのすすめ』(鷲田小彌太)より、
 誇りなど、どんどん捨てていけはばいい、と私は思う。
 過去の仕事に対する誇りなど、新しい仕事をする場合の邪魔になる。

 誇りは得たい。その誇りを感じる状態を手に入れたい。しかし、いったん手に入れたら、捨ててしまうがいい。捨てなければ、次の誇りなどやってこない。
 仕事でも、勉強でも、スポーツでも、趣味でも、人に誇れるほどになれば、それは幸せなことだと思います。
 それをやる中で、多くの楽しみや喜びを得ることができるでしょう。
 また、それによってそれなりの自信がもて、それが自分を支えてくれることもあると思います。

 でも、一つの誇りにこだわることが、次へ進む足かせになることもあるのでしょう。
 その誇りを手放せないために、新たなことを考えられなかったり始められなかったりするのは、長い目で見ると自分のためにならない場合も多いのでしょう。
 過去の実績や栄光だけで生きるのは幸せとは言えないのではないでしょうか。

 シンプルマインドを実践するためには、何かを捨てる覚悟も必要なのかもしれません。
 この本には、「家族を捨てる、友人を捨てる、恋人を捨てる、職を捨てる、国を捨てる、誇りを捨てる」ということについて書いてあります。
 ただし、捨てると言っても、シンプルマインドでは現実よりも心の問題として主に書かれています。

 過去やこだわりを捨てることで、シンプルマインドを実現して、もっと自由に今とこれからを大切に生きていけるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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