読書日記

  悪い予言を実現

 『生き方を変える大法則』(大野裕)の「こんな気持ちにとらわれていませんか」より、
□あなたは、自分で悪い予言をしてそれを実現していませんか?
 気持ちが落ち込んだり不安が強くなっているときには、自分で悪い予言をして、それを実現してしまうようなことも起きてきます。
 その人は、否定的な考えのために、自由な行動がとれなくなり、結局は恐れていたその予言を自分で実現してしまうことになったのです。
 「できない」と思ってやらなければ、本当に「できない」ことになってしまいます。
 「嫌われる(のではないか)」と人を避けてばかりいたら、本当に「好かれない/嫌われる」ようになってしまうでしょう。
 「自分はダメな人間だ」と思い込んで、努力することをあきらめて自堕落な生活をしていたら、本当に「ダメな人間」になってしまいます。
 自分で勝手に悪い(かつ、間違った)予言をしておいて、そうなるように行動して実現してしまうなんて、自分にとって最悪の生き方ではないでしょうか。

 悪感情が強いときには、つい否定的な考えをしがちです。でも、それをそのまま信じないほうがいいのです。
 たとえば、「××(ではないか/に違いない)」と思ってつらい気もちになりかけたときには、「本当? 絶対?」と自問し、「絶対に本当」と言いきれないのなら、「そうじゃないかもしれない」と考えられるでしょう。
 また、自分のイヤな気もちに気づいたときには、「不幸になる考え方(ではないか)? Yes では、今できる幸せになる考え方は?」のように幸せになる考え方を心がけることができればいいでしょう。

 最初に思いついた考えがすべてではありません。
 人間には、自分の考えを疑い、他の考えを見つけ、考えを選択するという素晴らしい能力があるのです。
 悪い予言(考え)は考え直すことで、否定し、実現しないようになれるといいのではないでしょうか。



   

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