読書日記

  自分の過去を受けいれる

 『自分のうけいれ方』(加藤諦三)より、
 何よりも自分の過去を受けいれること。それが決断であり、人生最大の業績である。
 「決断と諦念」といってもよいし、「決断と断念」といってもよいが、その決断を通して初めて、自分の人生を生き始めることができる。
 いつまでも生きやすい脳に執着していれば、人生は最後まで幸せになれない。
 現在不幸な人は、まず自分の過去を受けいれたほうがいいのでしょう。
 現状の不幸をつくり出した原因となる過去の環境、自分の不幸に影響を与えた人の存在、親の育て方、過去の不幸な出来事・・・このようなもののせいにして、「自分は不幸だ/幸せになれない」と決めつけ、自ら幸せになる努力していない人は、特にその必要があるでしょう。

 過去(の不幸とその原因)を受けいれ、幸せになる努力を始めるためには、過去は「しかたがない」という諦念・断念と、決断が必要なのでしょう。
 多少不幸なことはあっても、今のままなら何も頑張らなくていい(ある意味、生きやすい)のかもしれません。幸せになる努力には、大変なこともあるでしょう。
 でも、今のままでは不幸な状況はまず変わらないのです。最後まで幸せにはなれないのです。

 自分(の人生を)大切にするために、自分の過去を受けいれて、幸せに向かって歩き出せるといいのではないでしょうか。



   

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