読書日記

  希望さえあれば

 『不幸な国の幸福論』(加賀乙彦)より、
 人間が生きていくうえで最も大切なものは何か。そう問われたら、あなたはなんと応えるでしょうか。
 私なら、希望と答えます。希望さえあれば、どんなにつらい状況にあってもなんとか歩き続けていける。苦しくても、貧しくても、孤独でも、病に冒されても、そう簡単にくじけはしない。

 希望とは単に〈ねがい望むこと〉というより、未来を見すえながら歩いていく過程でふっと心にともるもの――そんな気がするのです。
 生きていくうえで最も大切なものは? いろんな考えがあると思います。
 たとえば、健康、愛する人、仕事、お金、生きがい、自分の心、幸せ・・・。

 希望をもつことは大切なことだと思います。
 希望は将来の幸せにつながるものであり、それを目標に努力すれば、その幸せを得られる可能性があるです。
 希望があるから、頑張れる、つらいことも我慢できる、生きていける・・・ということもあるのです。

 「夢も希望もない」ような生き方は虚しいでしょう。
 でも、生きている人の心の中には(無意識でも)希望があるのだと思います。少なくとも絶望はしていないはずです。

 自分の希望を明確にして、それを夢や目標に変えて努力できるようになるといいでしょう。夢や目標への過程を(希望をもってイキイキと)愉しんで生きられると、なおいいでしょう。



   

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