これまでの人生で心の立て直しがもっとも差し迫った課題になったのは、40歳で進行がんがわかり治療した後のことです。大きい問題を抱えているとき、これをやればいいのではないか、というのはある。でも、それをやれば本当にうまくいくのか、自分が望む結果が得られるのか、確信がもてないことが多いでしょう。
こうすれば望む結果が得られると保証があってはじめたのではない。望む結果が得られなくともできるだけのことをした、せいいっぱい生きたと、後悔がなくてすむよう、今現在の自分の気もすむよう、こうしている。その出発点を忘れずにいよう。
そんなふうに、ときにぐらついては立て直すことを繰り返すうち、がんが再発することなく10年が過ぎました。
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