読書日記

  自分はよく間違いをする

 『人生を100%活かす』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 もし幸福を味わいたいならば、一つのモットーとして、「私は正しい人間ではありません」と思うことです。
 何をしてもどこかで間違いを起こす存在だということを覚えておくことは、決して暗い概念ではありません。
 自分はよく間違いをすると思っていれば、気をつけて生活ができますし、また、人に批判されたとしても「それもそのとおりだ」と納得がいくというものです。
 人間は誰でも間違いを起こす存在です。
 間違いを起こすたびに、自分を責めたり、自分はダメだと思ったりするようでは、つらい気もちになることが多く、心穏やか(幸福)に過ごすことはなかなかできないでしょう。

 自分を責めたり自分をバカにしたりするのは、自分で自分をいじめているようなものであり、自分を大切にしていません。
 幸福になるためには、まず自分を大切にできるようになることが大事だと思います。

 完璧主義は不幸の元です。
 正しさよりも自分の気もちが大切なのです。
 間違いへの心の対策ができるといいでしょう。

 「自分はよく間違いをする」と自覚していれば、一つの間違いに過剰反応しなくてすむのでしょう。
 「まだまだ未熟だなぁ」と考えるのもいいと思います。
 また、このような自覚があれば、自ずと注意して生活することもできるでしょう。
 間違いを起こしても、そのたび毎に改善を工夫すれば、少しずつ進歩していくこともできるのではないでしょうか。



   

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