読書日記

  経験を活かす

 PHP5月号の特集は『いい人生がひらける悩み方』。
 山崎武司さん(プロ野球選手)は、
 僕のように、リストラに遭うなど何度も下りの経験があると、「ああ、またか」と余裕をもって受けとめられる。それが逆に強みなのです。
 将来現役を退いたら、とことん悩みぬくことの大切さと、何度でも這い上がれる雑草魂を若い人に伝えて、球界に恩返しができれば、と思っています。
 すごく悩み苦しんだことがある人は、いい経験をした人とも言えるのでしょう。
 どんなに不幸な事にも、必ず学べることがあるはずです。
 少なくとも、そういうこが世の中には(人生には)あると知るだけでもいい経験です。

 つらさに耐える体験も自分を強くしてくれるはずです。
 過去につらい経験をしなかった人が一つの出来事で絶望したり堕落したりしてしまうことがあります。
 経験がある人は、「ああ、またか」「こういうこともある」と考えやすいでしょう。「(過去の)あの時に比べたら、まだまし」と思えることもあるでしょう。

 過去につらいことを経験している人は、経験していない人よりも少しは耐えられるし、時がたてばふつうの生活に戻れることを知っています。
 「今はつらくても、きっと立ち直れる」と経験から思えるのです。

 同じ経験をする人のつらさがわかり、人にやさしくなれるでしょう。
 自分の経験を人に伝えることも可能です。過去の自分と同じようなつらい思いを今している人の力になれるのではないでしょうか。

 悩み苦しむことも、「きっといい経験になる」と思えるといいのでしょう。そのためには、その経験を無駄にせずに、これからの人生の中で活かすことが大事なのだと思います。



   

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