読書日記

  無駄なことはない

 PHP1月号の特集は『人生はきっと好転する 自分を信じる生き方』。
 酒井雄哉さん(天台宗大阿闍梨)は、
 人間、何をやっても無駄なことはないんよ。どんなにささいなこと、つまらないと思うことでも、必ず何らかの役に立つんだな。
 逆境も同じ。本人は、何で自分はこんなつらい目に遭うのかと思うかもしれないけど、それも仏さまが与えてくれた体験の一つ。いつかは役に立つときがくると前向きにとらえればいいんよ。
 目先だけで判断するから大変と感じるだけで、大きな目で人生を見ると、逆境もきっといい経験になると思うよ。
 何かをやって、少しでも幸せを感じられたら、それだけでも価値はあるでしょう。
 何かをやってイヤな感じがした場合、そこから何か(たとえば、自分の問題点)に気づけたり、何か(たとえば、生きるヒントや教訓)を学べたのなら、それも価値あることでしょう。
 一つ一つのことを大切にして、自分が何かを得ることができるのなら、無駄なことはないのでしょう。

 逆境のときに「無駄なことはない」「これも何かの役に立つ」「いつか活かせる時がくる」などと前向きに考えられるだけで、心が強くなり苦しみは小さくなるでしょう。
 また実際に、逆境を乗り越えいい経験と考えられるようになれると、さらに強くなれるでしょう。

 人生という長い目で考えれば、「無駄なことはない」「逆境もいい経験」などと考えられるのではないでしょうか。
 このような考え方ができるようになることが、人間としての成長でもあるのだと思います。

すべてのことはいい経験



   

次の日の日記

人生はきっと好転する

ホームページ