読書日記

  明るい方面に心を振り向ける

 『自分を生かす人生』(本多静六)より、
 私は、いっさいの悲観をやめて、常住坐臥、絶えず快活に生きるため、毎朝目覚めれば、まず今日も生きていたなと感謝する。忙しければ忙しいほど、自分が働き得ることを感謝する。そしてもしも病めば、休息を与えられたなと感謝しつつ、十分に休養して癒った後の活動に準備し、貧すれば負担が軽くなったと感謝し、富めば思うままに有益な方面に金の使えるのを感謝するというふうに、あらゆる場合にその苦しい、嫌な暗い方面を捨てて、楽しい愉快な明るい方面にのみ心を振り向ける。
 物事は考え方によって、感じ方もその後の対応も大きく違ってきます。
 悲観的に考えようと思えば、いくらでも悪い想像はできます。悲観的に考えれば、暗い気もちになり、幸せになれる考えも行動もなかなかできないでしょう。
 あまり悪く考えないようにする、できればいいように考える、時には楽観的に考えるのように、少しでも明るい方面(幸せ向き)に考えることができるといいのではないでしょうか。

 幸せ向きに考えるためには、まず物事の受けとめ方が大事でしょう。
 いいことは素直に受けとめ、悪いことはできるだけ軽く受けとめられるといいでしょう。

いいことは 好!好!  悪いことは ハオハオ

 そして、悪いことは必要以上に悪く考えずに、いいように考えられるといいでしょう。
 たとえば、「いい経験にしよう」「いいきっかけにしよう」のように。
 どんな不幸も時間をかければ、自分の心の中で幸せに変えることはできると思います。

いいように考えよう

 考え方が変われば、感じ方も行動も人生も変わってくるのではないでしょうか。



   

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自分を生かす人生』本多静六

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