読書日記

  幸せの三つの条件

 『人生談義』(松下幸之助)より、
 ぼくはね、幸せの条件について、こう思うんですよ。
 まず第一は、自分が幸せだと感ずること。当たり前のことですが、自分が幸せだと思わなければ幸せではありませんね。
 そして第二は世間の人びともその幸せに賛意を表してくれること。

 この二つの条件が満たされれば一応はよいと思うんです。
 けれど、もう少し厳しくいえば、幸せというものは人間の共同生活の正しい進歩向上に即したものでなければならないと思います。
 「どんなに幸せそうに見えても、本人が幸せだと思っていなければ、その人は幸せではない」のです。
 私が考える幸せの第一条件も、「自分は幸せ」という“自覚”があることです。
 それを確かにするのが、実際に“幸福感”を感じて生活することだと思います。

 世間の人びともその幸せに賛意を表すということは、善いことをする、人の役に立つのようなものに加えて、人に迷惑をかけない、悪いことをしないというようなものも含むと思います。
 実際に人からの賞賛がなくても、賛意が得られるであろうと自分が思えることならいいのでしょう。
 さらに言えば、自分の心の中に後ろめたさややましさがないというようなことではないかと思います。

 人間生活の進歩向上に少しでも貢献できると、さらにいいのではないでしょうか。
 そういう意味でも、「人を幸せにする」ことは究極の幸せになる方法ではないかと思います。

 まずは、自分が幸せを感じて生活できるようになり、「今は(それなりに)幸せ」と思えるようになるといいでしょう。
 さらには、「誰かのため」になるような夢をもつことか、人を幸せにすることができるようになれたら、なおいいのではないでしょうか。



   

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人生談義』松下幸之助

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